2012年5月10日木曜日

オーストラリアもスポーツの秋(?)

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昨日、冬の楽しみというタイトルでブログを書きましたが、実際は、まだ秋。

研究所に向かう途中で通りかかった公園は、近くの(おそらく)中学生たちのマラソン大会らしきイベントで、大にぎわい。クラスごとの違いなのか、個人の好みなのか、色とりどりのポロシャツで、イヤフォンで音楽を聴いている子がいたり、何ともカジュアルなムードでした。
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それにしても、こんな公園がマラソンコースとはうらやましい。何年か前、うちの子の一人は、(日本の)土の固いグラウンドだったか校外コースのアスファルトのどちらかでこけて、膝を血だらけにして走っていました。痛々しかった・・・。

 何回か書きましたが、子どもの安全へ取り組みは大きく違う気がします。過保護すぎるという批判もあるようですが・・。
 関連エントリーはこちら。
オーストラリアと日本の遊び場
Playgroundの日陰

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日本のような銀杏並木や紅葉の並木はまだ目にしていませんが、通り沿いにはきれいに色づいた木がちらほら。ネイティブの木はほとんど常緑樹ですが・・・。

2012年5月9日水曜日

Aussie流 冬の楽しみ方

アデレードにきて春と夏の間、人が集まる機会は、たいていガーデンパーティーのような形でした。もちろん庭が広いというのは大きいですが、それ以外でもローンボーリングで職場のクリスマスパーティーがあったり、とにかくこちらの人たちは屋外が好き。

バンドの練習でも3分の1くらいの時間は、庭でビールを飲みながら談笑という状況だったので、寒くなったらどうなるのかなあと思っていました。

しかし、夜には10度前後に下がる季節になってきても、やっぱり外。昼はまだ暖房なしでも大丈夫ですが、夜は寒い。それでも暖を採りつつアウトドア。それも、薪を燃やして炎を囲む機会がとても多いです。

日本でも、「田舎暮らし」や「豪邸」についている暖炉(薪ストーブ)はあるようですが、普通の郊外暮らしの自分は体験したことがない。

木造家屋が多くて危険ということも、あるのでしょうね。

でも、冬にぱちぱち燃える火を囲むと、周りは寒くても気持ちも温かくなります。

ウェブで日本にも庭で暖炉を作っている人いるのだろうかと、調べて見つけたページを開いてみると、「ピグライフ」でバーチャルな庭に暖炉を作るお話でした(笑)。(本物の庭の例もありましたよ)。

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こちら友人宅の庭。ハクション大魔王の壺を巨大化させたような移動可能な簡易暖炉で、かなり温かい。

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こちらは、誕生日パーティーで訪れた別の友人宅のピザ用窯(Pizza oven)。義理のお父さんの手助けしてもらいながら、自分たちで煉瓦を積んで作ったそう。

 こんな感じで、こちらの人は、お金をかけず時間をかけて手作りあるいは修理してしまう人が多い。他にも、仕事から帰ってきた後に作業を進めてCaravan(キャンピングカー)を作ってしまった人、プールの周りのパーゴラを作った人などもいます。

 このシェアハウスもリビングに暖炉があるのですが、今のところ使う様子はなし・・・。もう少し寒くなったらオーナーに頼んでみます。

2012年5月7日月曜日

英語はいろいろ(テレビドラマ The Wireのこと)


ここ最近書き進めていた、育児休業等、職場での子育て支援関連の日本の制度について英語で説明するという共著の仕事、ようやくまとめ終わって編者に送付。現在20数カ国分のチェックが終わったらしく、最終的に30以上の国の比較がされます。

さらに来週には、研究所での初セミナー報告。あと一週間プレゼン資料を準備します。日本でも毎日のように授業や市民講座などでKeynoteを使っていましたが、アデレードに来てから初めて。なんと8ヶ月ぶりくらいではないでしょうか。

15年前アメリカの研究会で初めて英語で発表したときのことを、今でも覚えています。研究内容も途上のうえに英語も自信なしということで、目の前でうとうとしている人もいるし、頭が真っ白になって、とっても苦い経験でした。

今でも、短い自己紹介などでは緊張しますが、今度のセミナーは(まだ準備できていないのに)、なんだか楽しみ。ようやくゆっくり自分の話を聞いてもらえる喜び、というところでしょうか。

周りの人は、僕の英語が来たときと比べてずいぶん変わったと言ってくれるのですが、相変わらず、こちらの人同士が早口でしゃべっているときには、なかなか割り込むのは難しく、言いたいことをいえないもどかしさがある・・。

セミナーでは比較的長い時間、自分の話に耳を傾けてくれるので、ようやく自分がやっていることが伝えられる!と、わくわくしています。

ちょっとタイトルと違う方向に行ってしまいましたが、ここから「英語はいろいろ」の話です。

最近友達に勧められて、The Wireというアメリカの犯罪捜査もののドラマを見始めました。警察を中心とする人間関係をリアルに描いているというのが、その友達の説明だったので、「踊る大捜査線」みたいなもの?などと思っていたら、まったく雰囲気が違う。

字幕付きで見ているのですが、1st Episode、まず聞いていて何を言っているかさっぱり分からないし、字幕を見ても分からない。さらに辞書を見ても分からない・・という状態。造語だらけの『時計仕掛けのオレンジ』を大学の英語の授業で読んだとき依頼の衝撃。

結局最終的には、ウェブのUrban Dictionaryを見てやっと分かるという状態。このUrban Dictionary、最新のスラングなどの説明を読者が自分で書き込み、それを見た人が「納得・反対」(Thums up, Thubs downの絵のボタン)を投票するというもので、英語圏の生活の中の表現を知るにはとても便利です。

とまあ、そんな調子だから、1時間の番組を見るのに2時間かかりました。しかも登場人物が多すぎて名前と顔が一致しない。紹介してくれた友人へのメールで、こんな現状を訴えたら、数回は自分が見てもそんな感じだけど、少し立てばだんだんinsightfulだということが分かってくるから、と説得される。

少しウェブで調べてみると、アメリカ東部Maryland州のBaltimoreでドラッグ売買をしている若者たちの隠語とアクセント、警察の隠語など、アメリカ人でも分からない部分が多いらしく、そのこと自体が意味を持つとか。

別のオーストラリア人の友達も、ところどころで止めて夫婦で内容を確認し合っているくらいだという。

ということで少し辞書を引く頻度を落として、とにかく通して見始めるように変えてみて、昨日で4話目が終わったところ。相変わらず言葉は分からないところが多いですが、少しストーリーが見えてきて、面白くなってきました。

英語が分からないとコンプレックスを感じてしまいますが、アメリカの中ですら英語はいろいろ、分かるのが当たり前ではないのですね。

もう遅いですが、5話目を見ようかな。

2012年5月6日日曜日

初Footy(オーストラリアン・フットボール)観戦!

昨日初めてオーストラリアン・フットボール(FootyとかAussie Rulesなどと呼ばれています)の観戦に行ってきました。うちから自転車で行けるバンドのメンバーの家に集合して夕食。そこからCoopers Stadiumまで歩いて行き、サウス・オーストラリア州のリーグ(SANFL)の試合を見てきました。トップリーグのAFL(Australian Football League)の試合ではありませんが、何しろ初めてなので、興味津々で十分面白い。

いろいろな人から断片的にルールを聞いていたり、同居人がテレビやYoutubeで見ているのを少し見たりしていましたが、じっくり見るのは初めて。夏にはクリケットのとても複雑なルールを勉強しましたが、冬の代表的スポーツFootyのルールはとてもシンプルで、少し説明してもらいながら見たら、すぐに楽しめるようになりました。結果はホームチームNorwoodの圧勝。

ラグビーと同じような形のボールを使い、クリケットと同じ楕円形のグラウンドでプレイします。実際にすぐ近くで見てみると、とても広いグラウンド。サッカーより動き回る範囲は広いと思われます。そのためかどうか分かりませんが、プレイしている人数が1チーム18人。知っているスポーツの中で最大です。これよりチーム人数の多い球技ってあるんでしょうか?

詳しいことはまだ把握していませんが、知っておくと一応ゲームが楽しめる最低知識を書いておきます。

(1)ボールはラグビーやアメリカンフットボールと似ていますが、選手の動きを見ているとサッカーやバスケットボールに近い感じ。つまりパスを回してボールをゴールに入れるのが目的で、ぶつかり合いはボールを取り合うときだけ。
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(2)得点は、上の写真の真ん中の2つの高いポールの間に蹴り入れれば6点。蹴り入れた場所が外側のポールの間だったり、ボールを持って駆け込んだ場合は1点。

(3)ボールは投げるのではなく、片手で支えて反対の手のげんこつではじいて飛ばす。

(4)ボールを持ったまま走れるのは15mだけ。

(5)キックしたボールを15m以上離れたところで直接キャッチ(Mark)したら、その時点でフリーにキックできる(つまり相手が直接奪うことはできない)。(このタイミングで拍手が起こる)

(6)1クォーター3020分【6月13日訂正。30分くらいやっていたのですが、20分プラスstopping time (ロスタイム)で、結果としてそのくらいになっていたようです。】を4クォーター 1クォーターごとにサイドが入れ替わる
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クリケットと比べてどちらかというと大衆スポーツ(?)と聞いていたので、もう少し激しい雰囲気かと思ったら、ホームチームと相手チームのサポーターが混ざって応援していたり、友達同士がばったりあったり、何ともアットホームなムード。もっとも、この地域が特にそうだということらしいですが・・。 上の写真はクォーターの間、選手もオーバルにいるというのにちびっ子含む観客がオーバルに入って、持ってきたボールで遊んだりしています。

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こちらは、今日シティに行く途中のオーバルでたまたまやっていた、草footyの試合。これ
を見てるあいだに、ちょっとネットで調べて驚いたのは、日本にもAFL傘下のリーグがあると言うこと(日本オーストラリアンフットボール協会) 。こちらの協会のサイトにルールの説明もあります。

クリケットの協会もあるし、マスコミに登場しないだけで、日本ではいろいろな国のスポーツがプレイされているんですねえ。






2012年5月2日水曜日

肉じゃがはやっぱり薄切り肉!

アデレードに来てから、何回か肉じゃがを作ったのですが、たいていスーパーで手軽に手に入る一番小さめの切り方、stir fry用の肉を使っていました。しかし、やはり中まで味が染みづらく、こちらの赤身肉では鉄っぽい味がして、納得の味にはならない。

この前、友人宅にお邪魔して肉じゃがを作ったとき、せっかくなので日本製品の店Little Tokyoで薄切り肉を買って持って行きました。すると、やっぱり味が染みて本当の肉じゃがの味。その友人も気に入って両親に作ってあげたいから、とレシピをほしがったほど。最近ちょっと英語のレシピも見慣れてきたので、英語でメールに書いて送りました。

ちなみに、このとき友人の奥さんは別の友人宅で、友人が子守の番。友人が寝かしつけをしている間に僕が夕食を作っているという、不思議な状況でした。

ということで、今日は家にこもって夕方まで原稿書きをしたあと、少し足を伸ばして、何度か登場している韓国食材のHappy Martで薄切り肉を購入。夕食に肉じゃがを作りました。やっぱり肉じゃがは薄切り肉ですねえ。「フランス料理」やらパスタやらが続いていたので、数日ぶりに白いご飯に和食でほっこり。

 下の写真、ホントはもっと水分を飛ばさないとかったのですが、おなかがすいて我慢できず、今日のところはこの状態。そのまま煮込んだので、明日はちゃんとした肉じゃがになるはず。


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そして、同居人の自家製ビール完成の日、ということで、何杯か味見がてらごちそうになりました。若干味が薄めのボトルもありましたが、ほぼ売っているCoopersのビールと味は変わらず、初期投資を除けば、半分以下の値段らしいです。

2012年5月1日火曜日

Unfolding tikit 連続写真!(ついでにメンテナンスtips)

1ヶ月前のAustralian Bike Friday Clubの集まりでご一緒したBike Friday乗りの大先輩Mitsuo Tadokoroさんが、tikit組み立て(unfold)中の僕の連続写真を作ってくださいました。(写真をクリックすると少し大きくなります)

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自分のこんな映像なかなか撮ることがないので、とてもありがたいです!tikitの折り畳み機構の様子を伝える写真としても、とても貴重かも。 なお、折り畳む方も、これとそれほど変わらない時間でできます。
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こうして開いた後に固定するロックの仕組みついて、少し補足しておきます。

固定するのにねじを使わないこのタイプはHyperfoldと呼ばれ、シートポスト+マストをたてることで、フレームに沿って走っているワイヤーが引っ張られ、Handle bar stem(ハンドルの軸)のちょうつがいの反対側にあるロックが固定されます。上の写真の銀色の金具がそのロックですが、懐かしいパックマンに形が似ているのでpack-man crampと言われているようです。

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また、上の写真のように、シートをたてると、シートマストの付け根にある出っ張りがフレームから突き出た部品のくぼみにはまり、固定されます。シートを前向けに倒さない限り外れることはないので、走っている状態はワイヤーはピンと張った状態でハンドルが倒れたりする心配はありません。

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乗り始めて一月ほど経った頃、ハンドルの軸がきしむ音がして、いろいろねじを閉めたりしても直らず、tikit wikiで調べたりして分かった原因が、このワイヤーの伸びでした。新車の頃はあちこちのワイヤーやチェーンが伸びますが、上に書いたワイヤーが伸びてハンドルバーを固定するロック(pack-mac cramp)が少し緩んだために、ハンドルの軸がきしんでいたという訳です。上の写真の真ん中に見えるワイヤーの端のボルトを回すことでワイヤーの張りを調節したところ、めでたく、きしむ音はなくなりました。正しいテンションは、開いたときに少しシートが押し戻される感じがあるくらいの強さだそうです。(下の公式動画参照)


ほかに、hyperfold方式のtikitメンテナンスで見落としがちなのは、pack-man cramp周辺の潤滑です。ここを通り抜けるワイヤーの動きがスムーズでなくなると、折り畳んだり広げたりするときに、うまくロックが外れなかったり、はまらなかったりします。この穴にlubricant(潤滑油)を差すことで、またスムーズに動くようになります。

 ところで、上の連続写真の作成者Mitsuoさんを含む先日の集まりの写真、下の地元新聞記事に紹介されています。


2012年4月30日月曜日

ホントにフランス料理になった

今日は日曜日。締め切りの迫っている仕事をしようと思って家にいたのですが、午後、家族の遠隔IT関連サポートをしたあと、二つ前のエントリーの追記に書いたMastering the Art of French Cooking の 魚料理の部分をじっくり読んでしまいました。

そして、家にあるニンジンも使えて、栄養のありそうな、Filets de Poisson a la Bretonne (Fish Fillets in White Wine and a Julienne of Vegetables)を作ることに。日本語にすると「白身魚のブルターニュ風」という感じか?

ところで、英語のfilletという単語、フランス語のfiletから来ているのだと思いますが、日本語にもなっているフィレ肉(ヒレ肉)のような特定の部位を差すこともあれば、単に切り身という程度の意味だったりして、買い物していてしょっちゅうみるものの、いまいちはっきり分からない単語でした。この本を含めて少し調べてみたところでは、肉の場合は特定の部位をさして、魚の場合は骨を取った切り身という程度の意味といったところみたいです。鳥は魚と同じような扱いかなあ。Thigh fillet(もも肉)とかBreast fillet(胸肉)という名前で使われています。

ちょっと横道にそれましたが、この料理を作るために必要なのと、これからもう少しオーブンを活用するために、一人用にちょうどよさそうなサイズのPyrex蓋付きガラス製オーブン皿(glass bakeware)もColesで買ってきました。

詳しいレシピは省略しますが、それほど特別でないということを分かっていただくために、材料だけ書いておくと

白身魚、ニンジン、セロリ、タマネギ、マッシュルーム、白ワイン、チキンストック、塩、こしょう

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オーブンに入れる前の状態。野菜類は先にバターを使って弱火で焦がさないように炒めてあります。その下に生の魚が埋もれてます。

ソースは上の材料をオーブンで煮た(この本のレシピではpoachという表現)あとの煮汁を煮詰めて、以下のものを混ぜます。

バターと小麦粉を練り合わせたBeurre marié(ブールマリエ)。前回はcorn flourを使いましたが、今回はself-raising flour。(本当は普通の小麦粉ですが買ってないので)

そしてThickened cream(生クリーム)、塩、こしょう、レモンジュース。
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ソース作り

使った魚はBallamundiというそれほど高くない魚。おろしたてのは少し高いですが、今日買った解凍品と思われるものは1キロあたり16ドル(1400円くらい)、300gくらいの切り身で5ドルくらいでした。たっぷり白ワインで煮たおかげか生臭さも全くなし。
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こちらが完成品。

本当に、レストランのフレンチの魚料理の味がして感動でした。

ネットのレシピと違って、この本のレシピはそれぞれの料理が独立しているのではなくて、Master Recipeという基本レシピを学んだ上で、それを段階的に応用していくというものなので、3段階目の今日の料理の作り方はその前の二つのレシピも見ないと行けないので、ちょっと手間がかかりましたが、料理自体の手間としてはオーブンの待ち時間が少し長い程度なので、一度基本を覚えれば再挑戦はそれほど苦ではなさそうです。

今日は同じ時間にインド人シェアメイトがラビオリとエビとspinach(ほうれん草)の料理を作って、分けてくれたので、こちらも少し分けてあげて、シェアハウスらしい(?)楽しい夕食でした。

2012年4月29日日曜日

オーストラリアで使う辞書

2回前のエントリーで予告したiPhoneで使っている辞書の話です。

物書堂のアプリ、ウィズダム英和辞典第2版(三省堂)も気に入っていますが、こちらのレビューはたくさんあると思うので、英英辞典のAustralian Oxford Dictionaryの方を少し紹介。

学習者としてはもう少し文例が多い方がありがたいかなとは思いますが、オーストラリア英語の独特の表現のエントリーの豊富さとアプリのユーザー・インターフェースがとても気に入っています。オーストラリアに滞在する日本語話者は、英和辞典とこれを併用するととても便利です。それでもない表現は、スラング辞典やネットのurban dictionary。

ユーザー・インターフェースで気に入っているのは、次のようなところです。

見出し語、熟語、用例の区別なく検索できる

複数の単語を入れれば自動的に熟語や用例を検索してくれるのは、いちいち切り替えるインターフェースと比べて楽です。

Indexという画面があって、紙の辞書のように中の単語をパラパラと眺めることができる

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 右側のアルファベット二文字をタップするとその二文字で始まる見出し語の場所にジャンプします。その上のT一文字をタップすると、AからZまでの文字が表示され、文字をタップすれば大きくジャンプします。
 多くの電子辞書はsearchだけですが、browseできるということですね。国語辞典でいえば、物書堂のiPhone&iPad版『大辞林』が斬新なインターフェースでこの機能を持っています。 

綴りが間違っていても、類似の候補を表示してくれる

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わざと間違えた綴りで入れてみました。

この機能のおかげで、耳から聞いた単語の綴りを推測して入力してみると、正しい単語が見つかったりします。

ブックマークに自分でメモをつけられる

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右側に青に白抜きで吹き出しのような形があるのが、メモがついている印。
日本語でも入力できるので、調べた結果に注意書きをつけたいときなどに便利。teaという見出し語の下についているのが自分で入力したメモです。teaを夕食の意味に使う人が結構いるので、そのあたりを調べたときのメモです。イギリスの用法のようですね。
一番上にあるpollyはpolitician(政治家)のくだけた表現、一番下のoverはクリケットで2人の投手が交代で投げる単位(6投分)です。

オーストラリアの標準的な発音が聞ける

英和辞典にも単語を発音してくれる機能はついていますが、ほとんどがアメリカ標準発音で、だいぶ違います。この辞書は明記はされていませんが、聞いた感じはオーストラリアの標準発音だと思われます。僕の耳では、イギリスの標準的な発音と聞き分けるのは難しいです。

国際音標文字IPA(International Phonetic Alphabet)が使われている。

一般的な英英辞典は独特の発音記号が使われていることが多いのですが、こちらはIPA。昔学校で習った発音記号と共通点も多く、かつ、例えばseatとsitの違いが 、母音の長さの違いだけでなく、iとI(の背の低い字lower case)という母音自体の違いとして表記されたりするので、必要な音素の区別を知るのにとても有効だと思います。最近の学習辞書は日本のものもIPAが多く使われているようですね。ちなみに三省堂の英和辞典Wisdomも「国際音標文字(IPA)に若干の修正を加えたものを用いて表記する」とあります。

ところで、これを書いているときに調べたら、このアプリを作っているEnfour Inc.というモバイル端末用コンテンツの制作会社、なんと東京から世界展開している会社のようです。しかもCEO のRichard Northcottさんは、オーストラリアで生まれて、学生時代から長く日本に在住している人だとか。

2012年4月26日木曜日

Julie & Juliaに刺激されて(オーストラリアでフランス料理に挑戦)

辞書について書くと宣言していましたが、昨晩から急に持ち上がった新しいネタを間に挟みます。

少し前に知り合いのブログでジュリー&ジュリア(Julie & Julia)という映画が紹介されていて、面白そうだったので、近所の図書館で借りてきてあったのを、やっと昨晩見ました。

夜遅くから見始めたのですが、翌日の今日がオーストラリアの祝日(Anzac Day)だったので、夜更かしして一気に見てしまいました。

第2次大戦終了後にアメリカ政府の仕事でパリに赴任した夫に同行したJulia、現代のニューヨークであまりやりがいのあるとはいえない仕事をしながら夫と暮らすJulie。この二人の女性が、自分の夢や毎日の目標を見つけていく様子を描いていくストーリーですが。二人をつないでいるのはJuliaが書くことになるアメリカ人向けのフランス料理の本。何事も続けることができないのがコンプレックスだったJulieは、この本の500以上のレシピをすべて作ってみることにするが、続けるために1年という期限を設定する。そして、夫の提案でブログをはじめ経過を書いていきます。この先は、実際に見てみてください。

Juliaを演じたメリル・ストリープの圧倒的な役作り(クレイマークレイマーの深刻なジョアンナなどとはまったく別人のよう)で、コメディとしても、かなり笑えるのですが、いろんな点で、今の僕に個人的にとてもフィットして楽しめました。

今の自分にフィットしたのは、こんなところ。
  • 新しい世界に飛び込んでいく妻を持つ夫という立場(僕は今近くではサポートできませんが・・) 
  • Juliaが渡航先のパリで、さまざまなことにチャレンジし、自分の進むべき道を見つけて世界にいくこと。 
  • JulieがJuliaの料理本を見ながら、慣れない料理に挑戦していること。 
  • かつ、その様子をブログに書き続け、反応の有無に一喜一憂しているところ(笑) 
ほとんど予備知識なしに見始めて、実話に基づいていることは、はじめの方に説明がありましたが、最後の方になって、名前も本物、映画に出ている料理本も本物ということがわかって感動。早速ウェブで検索。

映画の題材になっっているJulia Childの本、Mastering the Art of French Cookingは結構高く、大きそうなので、ちょっとすぐポチッと言うわけにはいかない(オーストラリアだと日本で買うよりだいぶ高いので・・)。それをコンパクトに圧縮した内容らしいJulia’s Kitchen WisdomのKindle版は、なんと9ドル台。ということで一応サンプルを読んでみた後で、購入。

今日は祝日でしたが、家で仕事をしていたので、合間に早速二つ試してみました。iPhone片手にKindle Appで読みながら、挑戦したのは、まず朝のPoached Egg。
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失敗作2つです(笑)

左の謎の茶色い物体も、一応ポーチドエッグです(正確にはedは濁らずポーチトですが・・)。卵です。なぜこんなことになったかというと、白身を固まりやすくするためのwhite vinegarがなかったため、バルサミコ酢で代用したためです。見事に色がついてしまいました。

そこで、次にvinegarなしの方法で試したところ、あっという間に白身が拡散。映画の中のシーンを思い出しました(笑)。

ただ、こちらは、取り出すときに集めて冷ましたら、それらしく固まってそれらしくなりました。トーストにレタスと一緒に挟んだら、ちょっと黄身がとろっとしてなかなか美味でした。

そして、夜はLamb Stew(ラムシチュー)、こちらはもともと適当に作るつもりで材料を買ってあった(ラムは残りもの)ので、Juliaの本を参考にちょっと凝った(僕にとっては)作り方に挑戦しました。

いつもなら、ただチキンストックとワインとトマト(+塩こしょう)で肉と野菜を煮込んで終わりなのですが、今回は、具を取り出してソースを仕上げるというちょっと一手間追加。

この本、レシピがたくさん並んでいるという構成ではなく、ある調理法について一つのMaster Recipeが詳しく書かれている後に、そのバリエーションとして簡単に他のメニューの説明があるという形になっています。Lamb Stewは、肉を炒めて蒸すBraisingという項目のバリエーションとして書かれています。

基本になるMaster RecipeはBeef Bourguignon(ビーフ・ブーギニヨン)。これも映画に出てきます。
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ソースにとろみを出すために仕上げに使うのが、上の写真、バターと小麦粉を練り合わせたBeurre marié(ブールマリエ)。しかし、これも普通の小麦粉がなかったので、Selfraising flour(ベーキングパウダー入り)を使うか、Cornflour(コーンスターチ)を使うか迷ってネットで調べたところ、どっちもありそうでしたが、どうせとろみをつけるのだからということで、cornflourを使ってみました。

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こちらが完成品。

ちょっと、とろりとしすぎた感があるので、やっぱり普通の小麦粉は買っておいた方がいいかな。

後は、ソースを作る前にフライパンの焦げたところをきれいにしておかなかったのが失敗。黒い点々はそのせいです。

でも、いつもさらさらのスープだったのが、ちゃんとシチューらしくなって満足。バターのいい香りもフランス料理っぽい(笑)。

というわけで、なぜかオーストラリアで、アメリカ人向けのフランス料理のレシピと向き合うという状況になりました。料理用語の英語表現で適当に読み飛ばしたところもあるので、もうちょっと、ちゃんと調べながら続けてみます。
【4月26日追記】
 Julia's Kitchen WisdomのIntroductionをきちんと読んでみると、この本は、基本的な知識の説明は省いて、すでにある程度分かっている人が、簡単に参照するための本ということらしいです。今日、図書館でMastering the Art of French Cooking Vol.1を借りてみたところ、いわゆるレシピ本と比べるとはるかにコンパクトで、しかも用語や道具の説明が詳細にありました。入門書としてはこちらの方がふさわしいように思います)。

2012年4月24日火曜日

Last Summer(小説)読了!

今日は雨模様だったので、1日、家に引きこもり。

育児・介護休業法の最新の情報についての日本語と英語の説明を、条文そのものを含めあれこれ引き比べ、分かりやすく、かつ重要な点を網羅した説明に英語でまとめる、というなかなか根気のいる作業(?)をしていました。

こういう仕事には、Scrivenerが大活躍です。

ありがたいのは、

・同じウィンドウの中に資料とエディタでの自分の記述の画面を並べられる。
・自分の文の記述から資料へのリンクも張れる
・コメントを本文に並べて書き込んでも、コメントとして選択しておけば、仕上げの時に書き出さないという指定ができる。

などです。もう少し詳しく書いたエントリーはこちら。

さて、その仕事の合間に、11月に読み始めたオーストラリアの現代小説 Last Summerを読了しました。辞書を引き引き精読した英語の小説としては、最も分厚い330ページ。アメリカ留学中にも推理小説などを読みましたが、ここまできっちり調べたりしなかったし、もっと表現が単純だったような気がするので、大きな達成感です。

内容も、オーストラリアの地域クリケットクラブの仲間を中心として、夫婦、親子、友人関係を多面的に描いたもので、まさに僕が求めていたものでしたし、小説としてもとても引きつけられる作品でした。

途中しばらく遠ざかっていた時期があって、時間がかかってしまいましたが、ここ1ヶ月弱で半分くらいを一気に読み進めたように思います。

以前のエントリーでは、最初の9ページで60個以上の単語を辞書で引いた、と書きました。

しかし読み進めるにつれ、すでに覚えた単語が繰り返し出てくるようになり、複数のキャラクターの関係がだんだん分かってくる。そして、何よりも、オーストラリアでの経験が重なり、クリケットや友達づきあいの様子も分かってくると、状況をイメージしやすくなりました。改めて言葉の理解にはcontext(文脈・背景)の理解が大事だなあということを感じます。

ある程度英語が読めている人こそ、最初はまどろっこしくても、辞書をきっちり引きながら、それなりの分量の本を一冊読み終えることをお勧めします。

ここまでの間、この本だけではなく、新聞、映画、テレビ、友人たちとの会話などで、次々知らない表現に触れ、そのたびに主にiPhoneの辞書で引いて、ブックマークをつけてきました。もちろん専門書や論文でも引いた単語はありますが、圧倒的にそれ以外の方が知らない表現が多い。

そこで、先程、この7ヶ月間でブックマークに登録した表現を数えてみました。その数、なんと約1000件(idiom含む)。


Wisdom英和辞典第2版(三省堂、appは物書堂)で955件、Australian Oxford Dictionary 2nd Edition (Oxford University Press、appはEnfour Inc)で44件ブックマークしていました。調べた数はもっと多いと思います。
研究で触れる単語や学校で習った単語が、どれだけごく一部なのかということが分かります。その前に計1年半以上の英語圏の経験があるのですが・・。単に自分が忘れているだけというのも多いでしょうけど、今回は貪欲に(笑)英語に触れようと努めている結果というのが大きいと思います。

辞書についてもう少し説明したいのですが、長くなってしまったので、続きは次回に。