2012年3月19日月曜日

Progressive Dinner RideとBackyardのプライベート空間


 2週間前の日曜はシドニーにいて参加できなかったので、ほぼ1ヶ月ぶりのグループ・サイクリング。50キロほどの距離を久しぶりに走ったので、帰ってきたらかなりぐったり。メンバーは60代以上の人が大半なのに皆さんすごい体力です。

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この人の少ないビーチはアデレードの魅力

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シドニーと違い大きな入江はありませんが、岸に沿って公園の続く川(River Torrens)が都市圏を東西に走っています。

今回のサイクリングはProgressive Dinner Ride(この場合のdinnerは時間を問わずメインの食事)と題して、シティーの中央にあるVictoria Squeareで午前中に集合してから、西の方の郊外にあるメンバーの家やCommunity Garden(共同菜園)をサイクリングでつないで、スープ→メイン→デザートと順にいただいていく企画。

普段はお弁当持ちのサイクリングが多いですが、ときどきこういう企画が挟まります。それぞれ準備してくださったメンバーのかたのご厚意で、豪華なランチがおそらく材料費だけの$10ですみました。

 アデレードに来てからいろいろな方の家にお邪魔しましたが、(自分のすんでいる家も含めて)どの家にも共通しているのは、Backyard (Back garden)が身長より少し高いフェンスで囲まれていて、家族や仲間内だけの落ち着いた空間になっていること。部分的に隙間があってお隣さんと話したりできるところもありますが、少なくともある一角は完全にお隣さんや通行人の視線はなし。

玄関側のフェンスは、古い住宅地は前の部分も木の枝を集めたような作り(Brush fencingというらしい)の高いフェンスで囲まれていることが多いですが、新しい住宅地では、低かったり、全くなかったりして、お隣さんと会話できることが多いです。

アデレードは土地の余裕がある(そして平屋が多い)からできるというのはありますが、京都の町屋ってこんな感じだなあといつも思います。アデレードでは2階建ての場合でも人の庭に面した方向には窓がなかったり磨りガラスだったりで、隣の家の”Private Open Space”や窓をのぞき込めないように、City Council(市)の規制があるようです。

僕の住んでいる地域のCouncilの規制はこちら。Overlooking という項目で、9ページ目に分かりやすい図解があります。フェンスを高くしたり、窓の位置を高くしたり、窓を磨りガラスにして避ける方法が書かれています。

現代の日本の家のようにフェンス越しに、お隣さんと話せるのもいいのですが、天気のいい日に屋外でご近所の目を気にせず過ごせる空間というのは格別です。

日本に帰ってこれができるうまい方法はないかなあ。蚊の攻撃がすごいのも、外でゆっくりできない原因ではありますが・・。

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