2012年7月15日日曜日

自転車(tikit)のスピードや登坂性の違いを生み出すもの

久しぶりにBike Friday tikitの話題です。

僕自身は、1年くらい前から初めて本格的に折りたたみ自転車について調べたり、実際にtikitを買って長距離サイクリングをするようになったばかりの駆け出しで、メカにも強い方ではありません。

ですので、今から書くのは自転車に詳しい方には当たり前の情報だと思います。1年前の僕のように、自転車、特に折り畳み自転車、さらにいえばtikitに関心があるけど、選択肢が多すぎて何を見ていいか分からないというかた向けのものです。

前にブログに少し書きましたが、先週末、アデレードで知っている自分以外の唯一のtikit乗りJohn(仮名:笑)と二人でサイクリングしました。Johnは、普段のグループライドではtikitは乗らないというので、自分のtikitでもきついような坂を普段上っているのかなあと思っていました。

同じ8段変速でも


僕もJohnも8段変速ギアのtikitです。

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併走しながら、Johnが「それ1速か」?と聞いてきました。しかし、僕は2速、彼は1速だということでした。それで実験しようということになって、Johnが1速、僕は2速にして、同じスピードで走ってみると、ペダルの回転(ケーデンス)がだいたい同じ。逆に彼が8速の一番重いギアにして、僕が7速で同じスピードに調節すると、だいたい同じペダルの回転。ということで、どうやら二人のtikitは同じ8段変速でも、重い方と軽い方両方で、もう一段分ずつ僕のtikitの方が余裕がある。

ちなみにJohnのは、後ろの8枚のギアがすべてむき出しの外装ギア、僕のは大きな銀色のはこの中に変速機部分が隠れた(中身は見たことありません)内装ギアです。

その後、かなりの斜面で彼が手で押しているところでも、僕は特に問題なく漕いで登れる。

おそらく大きな違いは、このギア比と、タイヤの違いだと思います。僕の方は、ロードバイクについているものに近い細めで溝がないタイプのもので、かつ高圧です。圧力が加わったときにタイヤがたわむことによるエネルギーロス(転がり抵抗)が少ないのです。

これは、レンタルで借りていたマウンテンバイクから今のtikitの乗り換えたときに、大きく違いを感じた点です。

もちろん、これ以外に体重の違いもあるだろうとは思いますが、自転車側の要因としてはこんなところが大きいと思われます。

僕のtikitで、意外に他の人の20段変速以上の自転車と同じような起伏のコースを走れるのは、こうしたことが影響しているようです。

ギア比に影響を与えるのは

なお、先に書いたギヤ比に影響を与えるのは、後輪のギアだけを変速する3から8段変速程度の自転車などの場合、ギア本体以外に、ペダルの根元についている歯車(チェーンリング)、そして内装ギアの場合、ギア本体の外側でチェーンにつながっている歯車(cog)のサイズ(歯の数)も影響します。

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ペダル側の歯車が大きくなればなるほど、そして後輪側の歯車が小さくなればなるほど、重くなる。つまり同じペダルの回転で、速く走れるようになります。

上の写真チェーンリング、通常のサイズの自転車と比べると、ずいぶん大きなものがついています。

16インチという小さいタイアのtikitに乗っていると、「たくさん漕がなきゃいけないんでしょ?」とよく聞かれるのですが、こうしたギア比の調整で、ロードバイクとまでは行きませんが、それなりのクロスバイクと同等ぐらいの対応能力はあるようです。

ガソリンなどの動力を使わず、人間の足の力だけで、高速で長距離移動ができる自転車は本当に奥が深いと思います。

おまけ


細かいデータを知りたい方のために、スピード効率に影響を与えそうなパーツのスペックを書いておきます。

クランク、ボトムブラッケット、チェーンリング

Driveline 2-piece single/guard, 53T, 170mm

Cassettte (内装ギアの場合は外側に出ているチェーンの巻かれた歯車と周辺パーツ)

 Nexus 7/8 16 tooth cog Shimano 3/32"

ギア 

内装((Internal) Hub gear)Shimano Nexus Inter-8 36o (135)SG-8R-36 Red


タイヤ 

Schwalbe Kojak 16 x 1 1/4" (349) non-folding



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