2012年7月1日日曜日

プリプリの復活に思う

先日Youtubeを見ていて、横のおすすめにprincess princessが表示されたので、ちょっと見てみました。

大学時代はプリプリの全盛期、もちろん有名どころの曲は知っているし(カラオケで誰かが歌っていて知ったというのも多い)、いい曲だなとは思っていたのですが、それほど熱心には見たり聞いたりいませんでした。

改めて、見て(聞いて)みると、ドラムの音がかっこいい。この富田京子さんって、今どうしているんだろう、と思って情報を探してみると、ブログがヒット。

「初ライブまで、あと10日です。リハも順調に頑張ってます」
「帰りの電車の中では、疲れきって爆睡して乗り過ごし」 

??

まだ音楽やってるんだと思って、もう少し見ると、どうやらあのプリプリの「復活」らしい。ということで、オーストラリアにいて少し乗り遅れて、このことを発見したのでした。

3月の米米CLUBとTMNetworkとジョイントだった復活ライブALL THAT LOVE -give & give-までの様子を取り上げた、情熱大陸の映像も部分的にみることができました。

富田さんのブログでも分かりますが、とてつもなく大きな期待を背負って復活するプレッシャーというのは、相当なものだろうと思います。1年近くかけて、子育てやその他の仕事のやりくりをつけて、その期待に応えられる状態にまで持ってくる。

ちらっと演奏を聴いた限りでは、全盛期との違いは分からない。(若干コーラスが苦しそうか・・という程度)

ライブの終わった後に流れる、「決してブランクではなく、彼女たちが生きてきた人生だ」っていうナレーションがいいですね。

前回のアデレード滞在の時に、子育てから復帰したオーストラリアの女性のポジションの高さの背景について、あるお父さん仲間に聞いたとき、「子育ての経験も、仕事に生かせる経験として評価されるのでは」という答えが返ってきたのが印象的でした。

樹研工業という、世界一小さい歯車の開発で有名な企業の社長さんは、ユニークな働き方の導入でも知られている方ですが、その著書の中にあった、子育てで退職してもいつでも戻ってこれる、その間も少しずつ昇給している、という仕組み。一般的な年功序列とも、業績主義とも違う、斬新な発想だな、と目から鱗が落ちる気がしました。

出産・子育てでそれまでの仕事をいったんやめた女性たちの復職・活躍がどんどん進み、人生の様々な「回り道」も評価されるように社会が変化していくといいなあと思います。 

と、大きな話になりましたが、音楽っていいですね。自分も、長男が生まれてからしばらくほとんど弾いていなかったギター。関西に戻って昔のバンドに誘ってもらったとき、迷っていた僕の背中を、妻が「もうそろそろやったらいいんじゃない?」と押してくれたおかげで、またバンドにも復帰しギターへの情熱がよみがえりました。

こちらでの友人とのネットワークは、このギターが作ってくれたようなものです。

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