2012年6月5日火曜日

Macでも塗り分け地図--とりあえず紹介編

昨日は、サイクリングの途中で激しい雨。今日も晴れたり曇ったり、突然大雨になったりが降り始めるような不安定な天気。

連日自転車で雨に濡れるのはいやなので、家にこもってオープンソース(ある条件の下に無料で使える)地理情報システムQuantum GIS (QGIS) 1.7と格闘。

調査の訪問先を検討するために、アデレードの地域ごとの統計データを元に塗り分け地図を作ろうというのが目的です。

これまでも論文などでMANDARAという、人気のソフトを使って、塗り分け地図を作ったことは何回もあるのですが、そのたびにWindowsに切り替えなければならないのが、ちょっと不便でした。数年間こういう作業はしていなかったので、そろそろMacで使えるGISも出ているのではと、少し前に検索をして見つけたのが、QGIS。ちなみに僕はGIS(地理情報システム)はまったく素人。この系統のソフトでちゃんと使ったことがあったのはMANDARAだけ。それも、マニュアル本片手に手探りでやっていました。

QGISの使い勝手はMANDARAとかなり違うし、関連情報もちょっと見つけづらい。本家のManualと、英語や日本語の様々なウェブサイトの情報を渡り歩いて、1日ががかりで基本的なことがようやくできるようになりました。

結論としては、これはかなり使えそう。

詳細は後日書くことにして、今日はこんなことができましたという、例だけ。

右の画像が実際に作ったものですが、一番の目的は、地域の統計データの値の高低によって色を塗り分けること。そしてこのソフト(本格的なGISは全部そうなのだと思いますが)のいいところは、レイヤー(層)をどんどん追加することができて、各層の表示非表示、透過性の設定など自由にできること。

今のところ追加してあるのは次の各情報です。
  • 国勢調査区単位の地図 
  • 上記単位ごとの統計データ 
  • suburb(地区)ごとの境界線と名前の入った地図。(右図では非表示にしています) 
  • 調査したいと考えている子育て支援施設すべての位置情報と名称(Google MapsのMy Placesから)(見えづらいですが水色の星で表示しています) 
  • 自分が実際に足を運んで写真でも様子を記録したルート(GPSのデータから) (緑の線)
自分も忘れてしまいそうなので、どうやって作れるかについても、近日中に書きたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿