2012年4月30日月曜日

ホントにフランス料理になった

今日は日曜日。締め切りの迫っている仕事をしようと思って家にいたのですが、午後、家族の遠隔IT関連サポートをしたあと、二つ前のエントリーの追記に書いたMastering the Art of French Cooking の 魚料理の部分をじっくり読んでしまいました。

そして、家にあるニンジンも使えて、栄養のありそうな、Filets de Poisson a la Bretonne (Fish Fillets in White Wine and a Julienne of Vegetables)を作ることに。日本語にすると「白身魚のブルターニュ風」という感じか?

ところで、英語のfilletという単語、フランス語のfiletから来ているのだと思いますが、日本語にもなっているフィレ肉(ヒレ肉)のような特定の部位を差すこともあれば、単に切り身という程度の意味だったりして、買い物していてしょっちゅうみるものの、いまいちはっきり分からない単語でした。この本を含めて少し調べてみたところでは、肉の場合は特定の部位をさして、魚の場合は骨を取った切り身という程度の意味といったところみたいです。鳥は魚と同じような扱いかなあ。Thigh fillet(もも肉)とかBreast fillet(胸肉)という名前で使われています。

ちょっと横道にそれましたが、この料理を作るために必要なのと、これからもう少しオーブンを活用するために、一人用にちょうどよさそうなサイズのPyrex蓋付きガラス製オーブン皿(glass bakeware)もColesで買ってきました。

詳しいレシピは省略しますが、それほど特別でないということを分かっていただくために、材料だけ書いておくと

白身魚、ニンジン、セロリ、タマネギ、マッシュルーム、白ワイン、チキンストック、塩、こしょう

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オーブンに入れる前の状態。野菜類は先にバターを使って弱火で焦がさないように炒めてあります。その下に生の魚が埋もれてます。

ソースは上の材料をオーブンで煮た(この本のレシピではpoachという表現)あとの煮汁を煮詰めて、以下のものを混ぜます。

バターと小麦粉を練り合わせたBeurre marié(ブールマリエ)。前回はcorn flourを使いましたが、今回はself-raising flour。(本当は普通の小麦粉ですが買ってないので)

そしてThickened cream(生クリーム)、塩、こしょう、レモンジュース。
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ソース作り

使った魚はBallamundiというそれほど高くない魚。おろしたてのは少し高いですが、今日買った解凍品と思われるものは1キロあたり16ドル(1400円くらい)、300gくらいの切り身で5ドルくらいでした。たっぷり白ワインで煮たおかげか生臭さも全くなし。
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こちらが完成品。

本当に、レストランのフレンチの魚料理の味がして感動でした。

ネットのレシピと違って、この本のレシピはそれぞれの料理が独立しているのではなくて、Master Recipeという基本レシピを学んだ上で、それを段階的に応用していくというものなので、3段階目の今日の料理の作り方はその前の二つのレシピも見ないと行けないので、ちょっと手間がかかりましたが、料理自体の手間としてはオーブンの待ち時間が少し長い程度なので、一度基本を覚えれば再挑戦はそれほど苦ではなさそうです。

今日は同じ時間にインド人シェアメイトがラビオリとエビとspinach(ほうれん草)の料理を作って、分けてくれたので、こちらも少し分けてあげて、シェアハウスらしい(?)楽しい夕食でした。

2012年4月29日日曜日

オーストラリアで使う辞書

2回前のエントリーで予告したiPhoneで使っている辞書の話です。

物書堂のアプリ、ウィズダム英和辞典第2版(三省堂)も気に入っていますが、こちらのレビューはたくさんあると思うので、英英辞典のAustralian Oxford Dictionaryの方を少し紹介。

学習者としてはもう少し文例が多い方がありがたいかなとは思いますが、オーストラリア英語の独特の表現のエントリーの豊富さとアプリのユーザー・インターフェースがとても気に入っています。オーストラリアに滞在する日本語話者は、英和辞典とこれを併用するととても便利です。それでもない表現は、スラング辞典やネットのurban dictionary。

ユーザー・インターフェースで気に入っているのは、次のようなところです。

見出し語、熟語、用例の区別なく検索できる

複数の単語を入れれば自動的に熟語や用例を検索してくれるのは、いちいち切り替えるインターフェースと比べて楽です。

Indexという画面があって、紙の辞書のように中の単語をパラパラと眺めることができる

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 右側のアルファベット二文字をタップするとその二文字で始まる見出し語の場所にジャンプします。その上のT一文字をタップすると、AからZまでの文字が表示され、文字をタップすれば大きくジャンプします。
 多くの電子辞書はsearchだけですが、browseできるということですね。国語辞典でいえば、物書堂のiPhone&iPad版『大辞林』が斬新なインターフェースでこの機能を持っています。 

綴りが間違っていても、類似の候補を表示してくれる

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わざと間違えた綴りで入れてみました。

この機能のおかげで、耳から聞いた単語の綴りを推測して入力してみると、正しい単語が見つかったりします。

ブックマークに自分でメモをつけられる

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右側に青に白抜きで吹き出しのような形があるのが、メモがついている印。
日本語でも入力できるので、調べた結果に注意書きをつけたいときなどに便利。teaという見出し語の下についているのが自分で入力したメモです。teaを夕食の意味に使う人が結構いるので、そのあたりを調べたときのメモです。イギリスの用法のようですね。
一番上にあるpollyはpolitician(政治家)のくだけた表現、一番下のoverはクリケットで2人の投手が交代で投げる単位(6投分)です。

オーストラリアの標準的な発音が聞ける

英和辞典にも単語を発音してくれる機能はついていますが、ほとんどがアメリカ標準発音で、だいぶ違います。この辞書は明記はされていませんが、聞いた感じはオーストラリアの標準発音だと思われます。僕の耳では、イギリスの標準的な発音と聞き分けるのは難しいです。

国際音標文字IPA(International Phonetic Alphabet)が使われている。

一般的な英英辞典は独特の発音記号が使われていることが多いのですが、こちらはIPA。昔学校で習った発音記号と共通点も多く、かつ、例えばseatとsitの違いが 、母音の長さの違いだけでなく、iとI(の背の低い字lower case)という母音自体の違いとして表記されたりするので、必要な音素の区別を知るのにとても有効だと思います。最近の学習辞書は日本のものもIPAが多く使われているようですね。ちなみに三省堂の英和辞典Wisdomも「国際音標文字(IPA)に若干の修正を加えたものを用いて表記する」とあります。

ところで、これを書いているときに調べたら、このアプリを作っているEnfour Inc.というモバイル端末用コンテンツの制作会社、なんと東京から世界展開している会社のようです。しかもCEO のRichard Northcottさんは、オーストラリアで生まれて、学生時代から長く日本に在住している人だとか。

2012年4月26日木曜日

Julie & Juliaに刺激されて(オーストラリアでフランス料理に挑戦)

辞書について書くと宣言していましたが、昨晩から急に持ち上がった新しいネタを間に挟みます。

少し前に知り合いのブログでジュリー&ジュリア(Julie & Julia)という映画が紹介されていて、面白そうだったので、近所の図書館で借りてきてあったのを、やっと昨晩見ました。

夜遅くから見始めたのですが、翌日の今日がオーストラリアの祝日(Anzac Day)だったので、夜更かしして一気に見てしまいました。

第2次大戦終了後にアメリカ政府の仕事でパリに赴任した夫に同行したJulia、現代のニューヨークであまりやりがいのあるとはいえない仕事をしながら夫と暮らすJulie。この二人の女性が、自分の夢や毎日の目標を見つけていく様子を描いていくストーリーですが。二人をつないでいるのはJuliaが書くことになるアメリカ人向けのフランス料理の本。何事も続けることができないのがコンプレックスだったJulieは、この本の500以上のレシピをすべて作ってみることにするが、続けるために1年という期限を設定する。そして、夫の提案でブログをはじめ経過を書いていきます。この先は、実際に見てみてください。

Juliaを演じたメリル・ストリープの圧倒的な役作り(クレイマークレイマーの深刻なジョアンナなどとはまったく別人のよう)で、コメディとしても、かなり笑えるのですが、いろんな点で、今の僕に個人的にとてもフィットして楽しめました。

今の自分にフィットしたのは、こんなところ。
  • 新しい世界に飛び込んでいく妻を持つ夫という立場(僕は今近くではサポートできませんが・・) 
  • Juliaが渡航先のパリで、さまざまなことにチャレンジし、自分の進むべき道を見つけて世界にいくこと。 
  • JulieがJuliaの料理本を見ながら、慣れない料理に挑戦していること。 
  • かつ、その様子をブログに書き続け、反応の有無に一喜一憂しているところ(笑) 
ほとんど予備知識なしに見始めて、実話に基づいていることは、はじめの方に説明がありましたが、最後の方になって、名前も本物、映画に出ている料理本も本物ということがわかって感動。早速ウェブで検索。

映画の題材になっっているJulia Childの本、Mastering the Art of French Cookingは結構高く、大きそうなので、ちょっとすぐポチッと言うわけにはいかない(オーストラリアだと日本で買うよりだいぶ高いので・・)。それをコンパクトに圧縮した内容らしいJulia’s Kitchen WisdomのKindle版は、なんと9ドル台。ということで一応サンプルを読んでみた後で、購入。

今日は祝日でしたが、家で仕事をしていたので、合間に早速二つ試してみました。iPhone片手にKindle Appで読みながら、挑戦したのは、まず朝のPoached Egg。
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失敗作2つです(笑)

左の謎の茶色い物体も、一応ポーチドエッグです(正確にはedは濁らずポーチトですが・・)。卵です。なぜこんなことになったかというと、白身を固まりやすくするためのwhite vinegarがなかったため、バルサミコ酢で代用したためです。見事に色がついてしまいました。

そこで、次にvinegarなしの方法で試したところ、あっという間に白身が拡散。映画の中のシーンを思い出しました(笑)。

ただ、こちらは、取り出すときに集めて冷ましたら、それらしく固まってそれらしくなりました。トーストにレタスと一緒に挟んだら、ちょっと黄身がとろっとしてなかなか美味でした。

そして、夜はLamb Stew(ラムシチュー)、こちらはもともと適当に作るつもりで材料を買ってあった(ラムは残りもの)ので、Juliaの本を参考にちょっと凝った(僕にとっては)作り方に挑戦しました。

いつもなら、ただチキンストックとワインとトマト(+塩こしょう)で肉と野菜を煮込んで終わりなのですが、今回は、具を取り出してソースを仕上げるというちょっと一手間追加。

この本、レシピがたくさん並んでいるという構成ではなく、ある調理法について一つのMaster Recipeが詳しく書かれている後に、そのバリエーションとして簡単に他のメニューの説明があるという形になっています。Lamb Stewは、肉を炒めて蒸すBraisingという項目のバリエーションとして書かれています。

基本になるMaster RecipeはBeef Bourguignon(ビーフ・ブーギニヨン)。これも映画に出てきます。
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ソースにとろみを出すために仕上げに使うのが、上の写真、バターと小麦粉を練り合わせたBeurre marié(ブールマリエ)。しかし、これも普通の小麦粉がなかったので、Selfraising flour(ベーキングパウダー入り)を使うか、Cornflour(コーンスターチ)を使うか迷ってネットで調べたところ、どっちもありそうでしたが、どうせとろみをつけるのだからということで、cornflourを使ってみました。

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こちらが完成品。

ちょっと、とろりとしすぎた感があるので、やっぱり普通の小麦粉は買っておいた方がいいかな。

後は、ソースを作る前にフライパンの焦げたところをきれいにしておかなかったのが失敗。黒い点々はそのせいです。

でも、いつもさらさらのスープだったのが、ちゃんとシチューらしくなって満足。バターのいい香りもフランス料理っぽい(笑)。

というわけで、なぜかオーストラリアで、アメリカ人向けのフランス料理のレシピと向き合うという状況になりました。料理用語の英語表現で適当に読み飛ばしたところもあるので、もうちょっと、ちゃんと調べながら続けてみます。
【4月26日追記】
 Julia's Kitchen WisdomのIntroductionをきちんと読んでみると、この本は、基本的な知識の説明は省いて、すでにある程度分かっている人が、簡単に参照するための本ということらしいです。今日、図書館でMastering the Art of French Cooking Vol.1を借りてみたところ、いわゆるレシピ本と比べるとはるかにコンパクトで、しかも用語や道具の説明が詳細にありました。入門書としてはこちらの方がふさわしいように思います)。

2012年4月24日火曜日

Last Summer(小説)読了!

今日は雨模様だったので、1日、家に引きこもり。

育児・介護休業法の最新の情報についての日本語と英語の説明を、条文そのものを含めあれこれ引き比べ、分かりやすく、かつ重要な点を網羅した説明に英語でまとめる、というなかなか根気のいる作業(?)をしていました。

こういう仕事には、Scrivenerが大活躍です。

ありがたいのは、

・同じウィンドウの中に資料とエディタでの自分の記述の画面を並べられる。
・自分の文の記述から資料へのリンクも張れる
・コメントを本文に並べて書き込んでも、コメントとして選択しておけば、仕上げの時に書き出さないという指定ができる。

などです。もう少し詳しく書いたエントリーはこちら

さて、その仕事の合間に、11月に読み始めたオーストラリアの現代小説 Last Summerを読了しました。辞書を引き引き精読した英語の小説としては、最も分厚い330ページ。アメリカ留学中にも推理小説などを読みましたが、ここまできっちり調べたりしなかったし、もっと表現が単純だったような気がするので、大きな達成感です。

内容も、オーストラリアの地域クリケットクラブの仲間を中心として、夫婦、親子、友人関係を多面的に描いたもので、まさに僕が求めていたものでしたし、小説としてもとても引きつけられる作品でした。

途中しばらく遠ざかっていた時期があって、時間がかかってしまいましたが、ここ1ヶ月弱で半分くらいを一気に読み進めたように思います。

以前のエントリーでは、最初の9ページで60個以上の単語を辞書で引いた、と書きました。

しかし読み進めるにつれ、すでに覚えた単語が繰り返し出てくるようになり、複数のキャラクターの関係がだんだん分かってくる。そして、何よりも、オーストラリアでの経験が重なり、クリケットや友達づきあいの様子も分かってくると、状況をイメージしやすくなりました。改めて言葉の理解にはcontext(文脈・背景)の理解が大事だなあということを感じます。

ある程度英語が読めている人こそ、最初はまどろっこしくても、辞書をきっちり引きながら、それなりの分量の本を一冊読み終えることをお勧めします。

ここまでの間、この本だけではなく、新聞、映画、テレビ、友人たちとの会話などで、次々知らない表現に触れ、そのたびに主にiPhoneの辞書で引いて、ブックマークをつけてきました。もちろん専門書や論文でも引いた単語はありますが、圧倒的にそれ以外の方が知らない表現が多い。

そこで、先程、この7ヶ月間でブックマークに登録した表現を数えてみました。その数、なんと約1000件(idiom含む)。


Wisdom英和辞典第2版(三省堂、appは物書堂)で955件、Australian Oxford Dictionary 2nd Edition (Oxford University Press、appはEnfour Inc)で44件ブックマークしていました。調べた数はもっと多いと思います。
研究で触れる単語や学校で習った単語が、どれだけごく一部なのかということが分かります。その前に計1年半以上の英語圏の経験があるのですが・・。単に自分が忘れているだけというのも多いでしょうけど、今回は貪欲に(笑)英語に触れようと努めている結果というのが大きいと思います。

辞書についてもう少し説明したいのですが、長くなってしまったので、続きは次回に。

2012年4月22日日曜日

パンクは続く(tikit後輪編)

前々回のエントリーに書いたSailingの帰り道、信号が変わりそうな交差点を急いで渡ったところ、道路に埋め込まれた電車のレールのくぼみの上を踏み越えてしまい、大きな衝撃が。渡りきったところで、明らかな違和感。

見てみると、一瞬にして、タイヤがぺっちゃんこ。

数日前の前輪に続き、後輪もパンク。

後輪はクイックリリースではなくボルトで留められているので、できれば外さずにパッチだけで済ませたい。

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リアラックやフェンダーをつけたtikitは、折り畳むと後輪が自由に回るので、処理が楽です。

チューブを取り出して空気を入れてみると、あっという間に空気が抜けていって音で確認する間もなし。つぶれた状態で、全体を見渡してもよく分からない。そこで、もう一度できるだけ多く入れた状態でチューブ全体を見渡すと、ぱかっと大きな裂け目が。
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いわゆるリム打ちというやつですね。段差に踏み込んだときに、固い路面と車輪の金属の間でチューブを挟んでしまったようです。もう少し空気圧を高くしていたら避けられていたか・・・。

二つ並行にならんだ切れ目を、何とか一つのパッチでカバーできたので、とりあえずこれで空気を入れてみたら、漏れていなさそうなので、そのまま帰宅。

その次の日も問題なしだったのですが、昨日、出かけようとして、乗ったところ、明らかに空気が減っている。
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庭に引き返して、チューブを引き出してみるとご覧の通り、裂け目が広がってパッチの中に気泡が。たぶん少しずつパッチの隙間から空気が漏れているのでしょう。これだけ裂けているとおそらく、どんどん広がると思い、思い切ってチューブ交換をすることに。ちょうど、Bikefriday乗りの先輩に、後輪外す練習しておいた方がいいよと、日本からメールでアドバイスされたところでした。

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車は、前後輪ともたいていすぐ交換できるように工具を使わずにレバーで外せるクイックリリースになっていますが、僕のtikitはShimano Nexus Inter 8という内装ギアのため、クイックリリースではなくボルトで留められています。

このリングスパナ。tikitを買った当初からメールでいろいろアドバイスをくれていたタスマニアのtikit乗りの人が、親切にも、持ち運びやすいように短く加工して送ってくれていました。いつも持ち運んではいたのですが、実際に使うのは初めて。
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思ったよりも簡単に外れました。ボルトを外してから、この色つきの金具を引っ張って外すだけ。両側とも同じように外します。

一応チェーンはコグ(cog:歯車)から外しましたが、シフトレバーとつながっているワイヤはそのままで、問題なし。チェーンを外さなくても、たぶんチューブの交換には問題ないと思います。
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1週間のうちに前後輪のパンクが続いたのは災難ですが、気になっていた後輪の着脱とチューブ交換まで体験できたのは収穫でした。できなかったことが、できるようになるのはうれしいですね。

2012年4月20日金曜日

今日は1日インプット(Nvivo 9)

インタビューなど質的データの分析のためのソフトNvivo 9の使い方を学ぶWorkshopがシティのキャンパスであったので、朝から夕方まで参加してきました。

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いつもの郊外キャンパスと違ってシティのまっただ中ですが、中庭には結構緑があります。

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tikitを都心のキャンパスに長時間放置するのはちょっと心配なので、PC教室の目の前に手すりにくくりつけました。教室の中に持って入っても問題なかった感じですが・・。

Nvivoの公式ワークショップだと結構な料金になるのですが、研究所が中心になって開催してくれたので無料(メルボルンからわざわざ来てくださった講師の先生に感謝)。しかもMorning tea, lunch, Afternoon teaつき。学会などでもそうですが、こちらの集まりは、たいていこういう形で食べ物飲み物が提供されるんですよね。夜の会合ではビール、ワインなども出ることが多いです。ただ、学会の参加費はべらぼうに高いですが・・。

さて、Nvivoですが、バージョン8のときに、文献レビュー(Literature review)や、インタビューの分析、質問紙の自由記述の分析にかなり使ってきました。

しかし、新しいバージョンは、自分の最近の研究がまだデータ分析の段階になっていないことと、ここ2年ほど研究の統合環境としてScrivenerを文献レビューにも便利に使ってきたことで、インストールしたままなかなか触る機会がありませんでした。基本的にMac環境なので、Scrivenerでするのがストレスが一番ないのです。素材を集めるところから、最終的な提出原稿に仕上げるワークフローが一つのソフトの中でできるのですから。NvivoはWindows版しかないので、VMware Fusion上のWindows XPの中で立ち上げて、MacOSとの間を行き来しないといけないので、ちょっと腰が重くなります。

ただ、研究の素材同士を有機的に結びつける機能は、リレーショナルデータベースであるMicrosoft SQL server を利用しているNvivoに大きく軍配が上がります。

今日一日あたらためて最新版のみっちり教えてもらって、やはりパワフルなツールだということを実感しました。 Nvivo(前のバージョンですが)で何ができるか?について書いた文章をこちらに載せました。

NvivoとScrivener、もともと用途が違うので、比較すべきでないかもしれないのですが、どちらも多機能なので、音声ファイルの書き起こし、いろいろな書式の資料の整理などでは、どの段階でどちらを使うか、とても悩むところです。

この2つ(+文献情報管理ソフトEndnote)の連携を、こちらにいる間に考えてみようと思います。

せっかくシティに行ったのでLittle Tokyoでハッピーターンと草餅と薄切り肉をゲット。その後、パークランドを通り抜けるときれいな夕日。右は3月に行われたカーレースClipsal 500のスタンド解体中のクレーンです。
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2012年4月19日木曜日

Sailing

今日はちょっと特別なイベント。Sailingに行ってきました。前々から自転車仲間が自分のヨットに乗せてくれると言ってくれていたのですが、天気に左右されるのでなかなか実現せず、ついに今日決行になったというわけです。

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以前琵琶湖で子どもたちとカヤック&ヨット体験に参加したことがあるのですが、その時はごくわずかの時間で、船室などはない、非常にベーシックなヨットでした。

しかし今回は豪華というわけではないですが、ちゃんと船室のあるヨット。初体験です。

今日はオーナーを含めて4人が乗船。みんな経験者。最高齢は80代後半(!)。びっくりです。僕は、ほぼ、ただのお客さん状態でした・・。

最初はモーターを使ってマリーナから少し沖に出るのですが、モーターを切って帆走に切り替えたときの静寂は、何ともいえず魅力的なものでした。
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燃料を使わずに進める乗り物という点で、自転車に通じる魅力がありますね。スピードがゆっくりだったのもありますが、車の運転のようにハンドル操作に神経を集中させ続けなくても壁にぶつかったりしないというのも、陸上では味わえない魅力かもしれません。(もちろんちゃんと周りは見ていないといけませんが・・)
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ただ、昼過ぎからほとんど風が止まってしまい、やむなくモーターで早めに戻ることになったのはちょっと残念でした。
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いつも反対側から見ているGlenelg

日本の家の近くにせっかく琵琶湖があるので、何とか安く家族でSalingをできる方法を探してみたいものです。空気を入れて膨らますタイプのセーリングボートとか・・。
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イルカも何頭か遭遇しました。サメではありません。

2012年4月17日火曜日

インド(マドラス)カレー日本風@オーストラリア

僕が、毎日のように何かしら料理をして、たまに味見しするとおいしいらしく、このシェアハウスの同居人たちにMaster Chefと呼ばれています(笑)。

今日もカレーを作っていたら、インド人の同居人に、”You’ve forgot you are Japanese”(日本人だってこと忘れちゃったんじゃないの?)、いつも食欲をそそる、みたいなことをいわれました。
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写真のカレーペーストSharwoods Madras Paste、ずいぶん前に買ったのですが、小さい瓶なのに9.3 serve (9.3皿分)となっていて、実際は20皿くらい作れる感じなので、なかなか、なくならないのです・・・。

 最初買ったときは辛くてびっくりしたのですが、瓶に書いてあるdirection(作り方)を無視していろいろ試しているうちに、とてもおいしいオリジナルカレーができるようになってきました。(辛さMediumなのに・・と思い込んでいたのですが、今見たらHotでした)

瓶のdirectionに書いてるのは、次の材料。

  • このペースト
  • タマネギ
  • 鶏肉
  • トマトピューレ


それに対して、今日作ったときに入れたもの


  • このペースト(指示の分量の3/4くらい)
  • タマネギ
  • ニンジン
  • ラム肉
  • 缶詰のdiced tomato
  • マンゴーチャツネ
  • Thickend Cream(生クリームを少し濃くしたもの?)

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ニンジンの乱切りがたくさん入ると、とても日本のカレーっぽくなります。

これでも辛めの中辛くらいですが、とても美味しいです。オーストラリアやイギリス在住の日本の方はお試しください。

2012年4月16日月曜日

初パンク on Tikit

2週間の週末はBIke Friday Gatheringに行っていたので、アデレードのクラブでのサイクリングは約1ヶ月ぶり。

トータル50キロくらいで長めの方でしたが、2週間前の連日の長距離で要領をつかんだのか、割と余裕を持って走れました。変わったことというと、少しハンドルを高めにしたことと、2週間前にその時初投入したレーパン(パッド付きPadding bike shorts)を履いていたことと、ギアを極力軽めにして回転を速くするように心がけたこと。

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 路面と傾斜に関しては、途中結構ハードなところを通過。

これまでのコースは、他のメンバーが多く住む南西部が中心だったのですが、今回は北東部。今まで見てみたいと思いつつ、訪問したことがなかった大規模開発住宅地の方面だったので、とてもありがたいコース設定。


自分の家もシティの東側にあるので、みんなと一緒にシティまで戻る必要もなく余力を残して、一足先にグループと別れた直後、なんかいつもしないノイズが前輪から。

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嫌な予感がして見てみると、ご覧の通りぺっちゃんこ。ちなみにオーストラリアでは、アメリカ英語のpunctureよりも、イギリス英語のflat tireの方が一般的な呼び方です。

 それはともかく、パンクです。少し前に、メンバーのパンク修理を他のメンバーたちが手伝ってあっという間に済ませたところを見たばかりだというのに・・・一人で呆然。

 溝のない舗装路用タイヤなので、何かが刺さっているのが一目瞭然。抜いてみると、小さな釘・・・と本当に思ったくらい細くとがったトゲでした。しかも一カ所だけでなく、3,4カ所に突き刺さっている。草むらを通ったからなあ・・。
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必要な道具は持ち歩いていたのですが、サイクリングの途中で実際に直すのは初めて。

経過を書くと長くなるのですが、前輪はクイックリリース(レバーを起こすだけで外せる)なので、外して、見つけた穴を修理。他の他のところが見当たらなかったので、奥まで刺さらなかったのかと思って空気を入れたところ、明らかにシューと音がしてぺっちゃんこに。・・ということを繰り返して、3つのパッチを当ててようやく完成。

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前輪を外したtikitと、手前左から携帯ポンプ(Lezyne Pressure Drive Mini ABS Pump - Small)、パンク修理キット(Park Tools Puncture Kit With Tyre Levers)


と、記念にこの写真を撮り、タイヤを取り付けようと思ったら・・・・

オーマイゴー!またぺっちゃんこ。

ということで、結局4カ所の穴にパッチを当てて、本当に完了。水がなくて泡で穴を確認できないので、耳で音を聞きながら探すという手間。30分以上かかったかもしれません。

とはいえ、自分で全部対応できたので、満足。いい経験になりました。考えてみれば、16インチの小径車なので、探す範囲は少なくて楽だったんですね。川の近くの林のようなところで作業していたので、蚊(オーストラリアのスラングではmossieまたはmozzie)の攻撃にあって、まだあちこちかゆいですが・・・。
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こちらは、自然との共生を謳った、できたばかりの住宅地。パンク修理をしていたのはこの近くです。

2012年4月14日土曜日

草ラグビー?


夕方、スーパーに買い物に行く途中、いつも車などほとんど見ることのない公園の前にあふれるほどの車が。
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近づいてみると、ラグビーの試合をやっていて、子どもたちを含む大勢の人が観戦中。通りすがりにラグビーを見るというのは、なんか不思議な経験。

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夏はクリケットをやっていた場所ですが、いよいよ冬のスポーツに切り替えです。

オーストラリアの冬のスポーツは、州によってラグビーの盛んな州と、Aussie Rules Football(Footyと略される)が盛んな州があって、サウス・オーストラリアはFootyの方なのですが、このグラウンドはクラブチームを持っているようです。

大木のある街


オーストラリアの大都市を動き回って感じるのは、緑の多さ。巨木といってもいいような木も、たくさんあります。

今日の研究所からの帰り道、普段あまり通らないルートを通って目にとまった木を写真に撮ってみました。


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これはGum Tree(ユーカリ)。特に左側、奥に見える車の大きさと比べてもらうと太さが分かると思います。

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こちらは松っぽいですが、何とも不思議な枝の付き方ですね。

木の伐採に規制があるようで、道より家より木が優先だったりします。日本でも風致地区などでは規制がありますが、こちらではもっと適用範囲が都市全体にわたっているようですね。
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日が短くなってきたので、5時過ぎの研究所を出ると、家に近づく頃には夕日がきれいです。

Cityの中心から車で15分くらいのところですが、Google Mapsの衛星写真で見ると緑の割合の多さがよく分かりますね。地図の左上隅の+ボタンをクリックして拡大してみてください。知っている街と比較してみても面白いです。

大きな地図で見る


2012年4月13日金曜日

秋晴れの空の下で


今日は家で仕事。ただ窓が西向きの部屋の中には、昼間、日が入らなくてとても寒い。一方、外は秋晴れ(オーストラリアは秋です)で久しぶりに暖かかったので、読まなければならない短い論文をプリントアウトして庭のテーブルで読むことに。
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以前、Backyard(裏庭)について書いたときに実例を載せませんでしたが、こちらが今のシェアハウスのBackyardのフェンス。隣の家の屋根は見えますが、人の視線は完全に防がれています。

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もっとも、今日はなぜかこのシェアハウスの間借り人(?)のうち僕以外3人も午後、庭の芝生で談笑していたので、彼らの視線はありましたが・・。

最近、日本の育児休業についての英語の紹介をあれこれ読んでいると、結構、給付金や出産手当の率など細かい数字の間違いが多いことに気づきました。産休(産前産後休業)と育休の区別がややこしく、さらにどんどん制度が変わっているので、いろいろな数字が混乱しているような感じです。
ということで、今やっていることの意義が少し確認できた気がします。

2012年4月12日木曜日

初心に返る

大げさなタイトルですが、何のことはない、料理の話です。

半年前、アデレードで一人暮らし(シェアハウスで同居人はいますが)が始まって間もない頃、一番の心に重くのしかかっていたことは、毎日の食事をどうするかということ。日本でもたまに料理をしていましたが、毎日ではないので、ごく限られたレパートリーでも何とかなるという状態で、基本は妻に頼り切りまたは、仕事帰りの外食。

ここでは、レストランは高いし、食材も今ひとつ把握していないので、先の見えない気分でした。

大げさなようですが、まだ同居人の様子も分からない不安と家族と離れた寂しさも重なって、その頃は夕ご飯時になると、きりきりと胃が痛むような日々がしばらく続きました。ネットなどでレシピを見ればいいのですが、それを毎日やるのは大変すぎる。

・・などと悩んでいたときに、検索して見つけた、オーストラリアでの自炊に関するサイトで、だし(ストック)と素材と基本的な調味料だけで、毎日の料理は簡単にできるという記事を読み、とても心が軽くなったものでした。(このころの様子はこちらのエントリーに)

その後、余裕が出てきて、今では、レシピをネットで検索したり、インド風のカレースパイスを買ってきたりして、いろいろな味を楽しめるようになってきました。

ただ、今日は夕方遅くまで、日本の育児休業制度について説明を英語で書くという地味な作業を続けていたので、時間も遅いし、ややこしいことを考えるのは面倒な気分。

家にあって、使ってしまいたいのはトマトピューレの残り少しとタマネギ一個、冷凍野菜。そして、ここ最近、肉が続いたので魚介類が食べたい。そこで、スーパーでMarinara Mixというパスタ用の魚介類のミックス(イカ、ムール貝、ホタテ、白身魚など)を買ってきて、レシピなどは見ずに適当に作ることに。

鍋で、タマネギ、Marinara Mix、冷凍野菜を順番にオリーブオイルで炒めてから、具がぎりぎり隠れるくらい水を注ぎ、粉末のチキン・ストックと白ワイン、レモンジュース、塩こしょう少々。少し煮込んでから、トマトピューレの残りすべてを入れる。

酸味を弱めるのに砂糖か何かを入れた方がいいかな、と思って、味見をしたところ、シーフードとチキンストックの甘みで十分。少し煮込んで、うーん、これは満足の味。
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素材の味が出てくれば、細かいことを考えずにシンプルな調味料を少しずつ足せば、十分おいしい味になるのだと再認識したという訳です。冬は煮込み多用でいきます!ああ、熱燗が飲みたい。

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夜には10度を下回るような寒さになってきたので、最近ビールは全然飲んでいません。赤ワインとチーズで、煮込む間の簡単appetizer。

日本にいる奥さんは新学期のもろもろでとても忙しくしているというのに、お気楽で一人暮らしで申し訳ないです・・。秋に日本に戻ったら、できるだけ料理で貢献します。

2012年4月10日火曜日

Easter holiday最終日


昨日は一歩も家から出なかったので、今日は天気がよければ家から10キロほどのMorialta Fallsとういう滝のあるconservation parkに行こうと思っていたのですが、どうも曇りがちでshower(にわか雨)の予報もあり、寒いので、仕事のメールの他、洗濯や掃除、ギター練習、読書などして様子見。


夕方晴れ間が見えたところで、温かい紅茶をポットに入れて、サイクリングがてら少し遠回りして近場の公園まで行って、スポーツを楽しむ家族連れを眺めつつ、読書。
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寒くなってきたので、30分ほどで退散しました。

10月から始まったDay light saving time (夏時間)は4月1日の未明に終了。かなり日が短くなったころに、1時間時計が戻るので、少し前まで夜8時まで明るかったのに、急に7時でも真っ暗という状況になります。夏の夜が遅くまで明るいのはうれしいですが、この変化を考えると、Day light savingというのは得策なのかどうか・・。

「同じ時間」に晩ご飯を食べているのに、急に夕方から夜になった感じです。

しかもオーストラリアは国内に時差があるので、ますますややこしい。ちょうど時差のある州に行っていたタイミングだったので、写真の撮影時間の修正で混乱を極めました。

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今日の昼は、昨日作ったペンネ用のミートソースでスパゲッティ。カレー作りで大量に余ったトマトピューレを使うために探したこちらのレシピを参考にしましたが、実はトマトピューレはちょっとしか使わず、生のトマトを大量に使うので、その分をトマトピューレで代用しました。ちょっと酸味がきつめなので、生クリーム(thickened cream)を投入。

Worcestershire sauce (ウスターソース)、vegetable stock, 赤ワインも使って、結構贅沢な味。ついでに、乳製品の豊富なオーストラリアなので、おろしたてのパルメザンも昨日初めて購入してたっぷり振りかけました。臭いにおいもなく思った以上においしいです。 ちなみに、おろし金でおろすのはgrateという動詞を使うらしいです。


2012年4月9日月曜日

一人を楽しむEaster long weekend

この1ヶ月ほど週末はほとんど何かのイベントに参加していたので、4日間のEaster long weekendは一人でのんびり行動することに。前回のエントリーに書いたように、金曜日は仕事のやりとりが必要だったので、一日パソコンの前でしたが、昨日土曜日はシティに料理用の日本酒やみりんなどの買い出し。

 たまたまいつも通らないアーケードを通ったら、「味千ラーメン」を発見。店員さんもお客さんも中国語が飛び交っていましたが、味は日本の熊本風ラーメン。ゆで方も堅めでスープもおいしい。昨年9月にアデレードに来て以来、初の日本風ラーメン。
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 セントラルマーケットにある日本製品の店Little Tokyoで売っていた、前田園のアイス。わざわざ日本のメーカーのアイスを買うのだから、普通は抹茶か黒ごまを買うところでしょうが、なぜか他の店でもありそうなマンゴー味のジェラートを買ってしまいました。でもおいしかった。
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 アデレードのシティーを南北に走る大通りKing Williama Streetの真ん中にある、Victoria Squareから北側を見る。
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 Victoria Squareの南東方向。真ん中は、デザインが物議を醸したらしい州の最高裁判所。

今日、日曜は天気も不安定だったので、朝はホットケーキ作り。以前のレシピ。しかしフライパンの温度が低すぎて中が固まらないうちにひっくり返し、ぼろぼろ。途中からきれいにできて、帰ってきたオーナーカップルが本の写真のようだと感動していました。Thickened creamをホイップして固くするのに一苦労。やっぱり保冷剤より氷水で冷やすのが近道でした。

午後はひたすらギターを弾いていました。こちらでの最近のギター周りの環境はご覧の通り。 R0021958 

 日本から持ってきたのはギター(Gibson ES-335 Reissues) とお気に入りのオーバードライブFET Dream(カナダのハンドメイドメーカー Cause and Effect Pedalsの製品)とケーブル類のみ。しかし、バンドの音作りの必要上から、Gumtreeなどのclassied(売ります買います)サイトで少しずつ買い増し。小型アンプBugera V5、tc electronic Flashback Delay and Looper、そしてDigitech Expression Factory EX-7 。EX-7はWahとRotary simulator機能を主に使用していますが、つまみで切り替えるので同時には使えません。

 どれも値段は手頃で音がいいのですが、特に注目はBugera V5。たった5wattですが、オール真空管アンプで、温かい音で、サステインが長く、本当に気持ちのいい音。JazzやBluesにぴったりという感じですが、歪みペダルを使えばハードロックでも行けると思います。見た目も結構高級感あり。

  ドラムと大きなベースアンプに負けない音圧がでます。Gainを押さえてクリーンの音を保とうとすると若干音量で負けるので、少しGainを上げざるをえずクランチ気味になってしまいますが、ペダルで歪ませた音はまったく問題なし。

 また家で弾く分には、裏にある5w, 1w, 0.1wの切り替えスイッチを1wにしても、Gain=3, Volume=3で大きすぎるくらい。

 電圧がこちら向けなので、売って帰ることになると思いますが、日本でももう一度買いたいくらい気に入っています。日本で新品1万円台で買えるアンプでここまでの音がでるとは驚きでした。

2012年4月7日土曜日

Hot Cross Bun

日本は入学・入社など新しい生活のスタートで賑やかな時期だと思いますが、オーストラリアはクリスマスと並ぶ大きな祝日、今日(6日)から4日間のイースター(復活祭)休暇に突入。といっても、僕は3月に出かけすぎたので、今月末締め切りの報告書で紹介する文献選びのために一日自室のパソコンとにらめっこ。出かけたのは、昨日買い忘れたカレー(Madras) 用のトマトピューレを買いに行ったぐらい。今日Good Friday (Jesusが十字架にかけられて亡くなったとされる日)は、大型スーパーを始めほとんどの店が閉まっていますが、近所のIGAは4日間とも通常の平日と同じ時間の営業。この辺の許可がどうなっているのか、また調べてみようと思います。

それは、さておき、この時期、少し前からスーパーやパン屋に並べられているのが、Hot Cross Bunです。十字架をかたどった模様のついたパンで、5年前の滞在時も食べた記憶はあるのですが、味はあまり記憶がありませんでした。

ところが、前のエントリーで書いたBike Fridayの集まりの時にカフェで別のメンバーから分けてもらって食べたところ、シナモンとBrown sugarとレーズンという組み合わせの、僕の好きな(ヤマザキの黒糖テーブルロール系の)味だということに気づきました。

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ということで、一昨日スーパーWoolworthsで購入(上の写真)。ここのパンはスーパーのパンの中ではおいしいのですが、翌日、研究所に行く途中、家の近くのお気に入りのパン屋Leabrook Bakeryの前を通ったときに、ここのホームメードも買いたくなって、衝動買い。研究所のみんなに分ければいいかと思ったのですが、すでに他の人がキッチンに並べてHelp yourself!状態だったので、結局自分が買った分はお持ち帰り。
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3日間食べ続けています・・。

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でもやっぱり手作り感があっておいしい。