少し前に知り合いのブログでジュリー&ジュリア(Julie & Julia)という映画が紹介されていて、面白そうだったので、近所の図書館で借りてきてあったのを、やっと昨晩見ました。
夜遅くから見始めたのですが、翌日の今日がオーストラリアの祝日(Anzac Day)だったので、夜更かしして一気に見てしまいました。
第2次大戦終了後にアメリカ政府の仕事でパリに赴任した夫に同行したJulia、現代のニューヨークであまりやりがいのあるとはいえない仕事をしながら夫と暮らすJulie。この二人の女性が、自分の夢や毎日の目標を見つけていく様子を描いていくストーリーですが。二人をつないでいるのはJuliaが書くことになるアメリカ人向けのフランス料理の本。何事も続けることができないのがコンプレックスだったJulieは、この本の500以上のレシピをすべて作ってみることにするが、続けるために1年という期限を設定する。そして、夫の提案でブログをはじめ経過を書いていきます。この先は、実際に見てみてください。
Juliaを演じたメリル・ストリープの圧倒的な役作り(クレイマークレイマーの深刻なジョアンナなどとはまったく別人のよう)で、コメディとしても、かなり笑えるのですが、いろんな点で、今の僕に個人的にとてもフィットして楽しめました。
今の自分にフィットしたのは、こんなところ。
- 新しい世界に飛び込んでいく妻を持つ夫という立場(僕は今近くではサポートできませんが・・)
- Juliaが渡航先のパリで、さまざまなことにチャレンジし、自分の進むべき道を見つけて世界にいくこと。
- JulieがJuliaの料理本を見ながら、慣れない料理に挑戦していること。
- かつ、その様子をブログに書き続け、反応の有無に一喜一憂しているところ(笑)
ほとんど予備知識なしに見始めて、実話に基づいていることは、はじめの方に説明がありましたが、最後の方になって、名前も本物、映画に出ている料理本も本物ということがわかって感動。早速ウェブで検索。
映画の題材になっっているJulia Childの本、Mastering the Art of French Cookingは結構高く、大きそうなので、ちょっとすぐポチッと言うわけにはいかない(オーストラリアだと日本で買うよりだいぶ高いので・・)。それをコンパクトに圧縮した内容らしいJulia’s Kitchen WisdomのKindle版は、なんと9ドル台。ということで一応サンプルを読んでみた後で、購入。
今日は祝日でしたが、家で仕事をしていたので、合間に早速二つ試してみました。iPhone片手にKindle Appで読みながら、挑戦したのは、まず朝のPoached Egg。
失敗作2つです(笑)
左の謎の茶色い物体も、一応ポーチドエッグです(正確にはedは濁らずポーチトですが・・)。卵です。なぜこんなことになったかというと、白身を固まりやすくするためのwhite vinegarがなかったため、バルサミコ酢で代用したためです。見事に色がついてしまいました。
そこで、次にvinegarなしの方法で試したところ、あっという間に白身が拡散。映画の中のシーンを思い出しました(笑)。
ただ、こちらは、取り出すときに集めて冷ましたら、それらしく固まってそれらしくなりました。トーストにレタスと一緒に挟んだら、ちょっと黄身がとろっとしてなかなか美味でした。
そして、夜はLamb Stew(ラムシチュー)、こちらはもともと適当に作るつもりで材料を買ってあった(ラムは残りもの)ので、Juliaの本を参考にちょっと凝った(僕にとっては)作り方に挑戦しました。
いつもなら、ただチキンストックとワインとトマト(+塩こしょう)で肉と野菜を煮込んで終わりなのですが、今回は、具を取り出してソースを仕上げるというちょっと一手間追加。
この本、レシピがたくさん並んでいるという構成ではなく、ある調理法について一つのMaster Recipeが詳しく書かれている後に、そのバリエーションとして簡単に他のメニューの説明があるという形になっています。Lamb Stewは、肉を炒めて蒸すBraisingという項目のバリエーションとして書かれています。
基本になるMaster RecipeはBeef Bourguignon(ビーフ・ブーギニヨン)。これも映画に出てきます。
ソースにとろみを出すために仕上げに使うのが、上の写真、バターと小麦粉を練り合わせたBeurre marié(ブールマリエ)。しかし、これも普通の小麦粉がなかったので、Selfraising flour(ベーキングパウダー入り)を使うか、Cornflour(コーンスターチ)を使うか迷ってネットで調べたところ、どっちもありそうでしたが、どうせとろみをつけるのだからということで、cornflourを使ってみました。
こちらが完成品。
ちょっと、とろりとしすぎた感があるので、やっぱり普通の小麦粉は買っておいた方がいいかな。
後は、ソースを作る前にフライパンの焦げたところをきれいにしておかなかったのが失敗。黒い点々はそのせいです。
でも、いつもさらさらのスープだったのが、ちゃんとシチューらしくなって満足。バターのいい香りもフランス料理っぽい(笑)。
というわけで、なぜかオーストラリアで、アメリカ人向けのフランス料理のレシピと向き合うという状況になりました。料理用語の英語表現で適当に読み飛ばしたところもあるので、もうちょっと、ちゃんと調べながら続けてみます。
【4月26日追記】
Julia's Kitchen WisdomのIntroductionをきちんと読んでみると、この本は、基本的な知識の説明は省いて、すでにある程度分かっている人が、簡単に参照するための本ということらしいです。今日、図書館でMastering the Art of French Cooking Vol.1を借りてみたところ、いわゆるレシピ本と比べるとはるかにコンパクトで、しかも用語や道具の説明が詳細にありました。入門書としてはこちらの方がふさわしいように思います)。
映画の題材になっっているJulia Childの本、Mastering the Art of French Cookingは結構高く、大きそうなので、ちょっとすぐポチッと言うわけにはいかない(オーストラリアだと日本で買うよりだいぶ高いので・・)。それをコンパクトに圧縮した内容らしいJulia’s Kitchen WisdomのKindle版は、なんと9ドル台。ということで一応サンプルを読んでみた後で、購入。
今日は祝日でしたが、家で仕事をしていたので、合間に早速二つ試してみました。iPhone片手にKindle Appで読みながら、挑戦したのは、まず朝のPoached Egg。
失敗作2つです(笑)
左の謎の茶色い物体も、一応ポーチドエッグです(正確にはedは濁らずポーチトですが・・)。卵です。なぜこんなことになったかというと、白身を固まりやすくするためのwhite vinegarがなかったため、バルサミコ酢で代用したためです。見事に色がついてしまいました。
そこで、次にvinegarなしの方法で試したところ、あっという間に白身が拡散。映画の中のシーンを思い出しました(笑)。
ただ、こちらは、取り出すときに集めて冷ましたら、それらしく固まってそれらしくなりました。トーストにレタスと一緒に挟んだら、ちょっと黄身がとろっとしてなかなか美味でした。
そして、夜はLamb Stew(ラムシチュー)、こちらはもともと適当に作るつもりで材料を買ってあった(ラムは残りもの)ので、Juliaの本を参考にちょっと凝った(僕にとっては)作り方に挑戦しました。
いつもなら、ただチキンストックとワインとトマト(+塩こしょう)で肉と野菜を煮込んで終わりなのですが、今回は、具を取り出してソースを仕上げるというちょっと一手間追加。
この本、レシピがたくさん並んでいるという構成ではなく、ある調理法について一つのMaster Recipeが詳しく書かれている後に、そのバリエーションとして簡単に他のメニューの説明があるという形になっています。Lamb Stewは、肉を炒めて蒸すBraisingという項目のバリエーションとして書かれています。
基本になるMaster RecipeはBeef Bourguignon(ビーフ・ブーギニヨン)。これも映画に出てきます。
ソースにとろみを出すために仕上げに使うのが、上の写真、バターと小麦粉を練り合わせたBeurre marié(ブールマリエ)。しかし、これも普通の小麦粉がなかったので、Selfraising flour(ベーキングパウダー入り)を使うか、Cornflour(コーンスターチ)を使うか迷ってネットで調べたところ、どっちもありそうでしたが、どうせとろみをつけるのだからということで、cornflourを使ってみました。
こちらが完成品。
ちょっと、とろりとしすぎた感があるので、やっぱり普通の小麦粉は買っておいた方がいいかな。
後は、ソースを作る前にフライパンの焦げたところをきれいにしておかなかったのが失敗。黒い点々はそのせいです。
でも、いつもさらさらのスープだったのが、ちゃんとシチューらしくなって満足。バターのいい香りもフランス料理っぽい(笑)。
というわけで、なぜかオーストラリアで、アメリカ人向けのフランス料理のレシピと向き合うという状況になりました。料理用語の英語表現で適当に読み飛ばしたところもあるので、もうちょっと、ちゃんと調べながら続けてみます。
【4月26日追記】
Julia's Kitchen WisdomのIntroductionをきちんと読んでみると、この本は、基本的な知識の説明は省いて、すでにある程度分かっている人が、簡単に参照するための本ということらしいです。今日、図書館でMastering the Art of French Cooking Vol.1を借りてみたところ、いわゆるレシピ本と比べるとはるかにコンパクトで、しかも用語や道具の説明が詳細にありました。入門書としてはこちらの方がふさわしいように思います)。
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