2012年5月1日火曜日

Unfolding tikit 連続写真!(ついでにメンテナンスtips)

1ヶ月前のAustralian Bike Friday Clubの集まりでご一緒したBike Friday乗りの大先輩Mitsuo Tadokoroさんが、tikit組み立て(unfold)中の僕の連続写真を作ってくださいました。(写真をクリックすると少し大きくなります)

2012AU--page41

自分のこんな映像なかなか撮ることがないので、とてもありがたいです!tikitの折り畳み機構の様子を伝える写真としても、とても貴重かも。 なお、折り畳む方も、これとそれほど変わらない時間でできます。
R0017828

こうして開いた後に固定するロックの仕組みついて、少し補足しておきます。

固定するのにねじを使わないこのタイプはHyperfoldと呼ばれ、シートポスト+マストをたてることで、フレームに沿って走っているワイヤーが引っ張られ、Handle bar stem(ハンドルの軸)のちょうつがいの反対側にあるロックが固定されます。上の写真の銀色の金具がそのロックですが、懐かしいパックマンに形が似ているのでpack-man crampと言われているようです。

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また、上の写真のように、シートをたてると、シートマストの付け根にある出っ張りがフレームから突き出た部品のくぼみにはまり、固定されます。シートを前向けに倒さない限り外れることはないので、走っている状態はワイヤーはピンと張った状態でハンドルが倒れたりする心配はありません。

R0017452 - バージョン 2






















乗り始めて一月ほど経った頃、ハンドルの軸がきしむ音がして、いろいろねじを閉めたりしても直らず、tikit wikiで調べたりして分かった原因が、このワイヤーの伸びでした。新車の頃はあちこちのワイヤーやチェーンが伸びますが、上に書いたワイヤーが伸びてハンドルバーを固定するロック(pack-mac cramp)が少し緩んだために、ハンドルの軸がきしんでいたという訳です。上の写真の真ん中に見えるワイヤーの端のボルトを回すことでワイヤーの張りを調節したところ、めでたく、きしむ音はなくなりました。正しいテンションは、開いたときに少しシートが押し戻される感じがあるくらいの強さだそうです。(下の公式動画参照)


ほかに、hyperfold方式のtikitメンテナンスで見落としがちなのは、pack-man cramp周辺の潤滑です。ここを通り抜けるワイヤーの動きがスムーズでなくなると、折り畳んだり広げたりするときに、うまくロックが外れなかったり、はまらなかったりします。この穴にlubricant(潤滑油)を差すことで、またスムーズに動くようになります。

 ところで、上の連続写真の作成者Mitsuoさんを含む先日の集まりの写真、下の地元新聞記事に紹介されています。


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