2012年1月14日土曜日

中学入試

インターネットのおかげで、日本の大きな政治・経済関連や芸能ニュースは、日本の情報が少ないアデレードでも目に入ってきます。15年前にアメリカのインディアナ州にいたときには、アメリカのキャンパス内のアパートのネット常時接続に感動していたくらいで、まだ日本語のウェブサイトなどは数えるほどしかなく、ある曜日の20分くらいだけキャンパス内のケーブルテレビの1つのチャンネルから流れる日本のニュースが貴重な情報源だったのとは、隔世の感があります。

ただ、インターネットでは、大きなニュースは目に入っても、日本で日常的に生活する中で目にするようなローカルな動きは、やはり感じ取ることができません。そういうわけで、今日、あるブログを見て始めて気づきましたが、明日(もう日付は今日)は関西圏の中学の統一入試日のようですね。

昨年は我が子の中学受験で、本当に長い長い1週間を経験しました。同じような立場との同僚と状況を報告しあえていたのが、かろうじて息抜きになっていた状態。最後の最後に妻からの電話で職場で聞いた、大どんでん返しの朗報。帰りの電車のなか、最寄りの駅が近づくにつれ、受験期の長男とのさまざまなぶつかり合いが思い出されて、人がいっぱいの電車の中で涙をこらえる(いや隠す?)のに必死でした。

はたから見ると、そこまで親が入れ込まなくても・・と思われるようなことですが、中学受験の場合、ほとんどの親が、自分たちがしてきたことよりもさらに大変な勉強量をこなす子どもの姿に疑問を持ちながらも、チャレンジするにはいい結果を迎えてほしい、と葛藤を抱えながら、長い受験期を乗り切っているのだろうと思います。

全員が第一志望ということはあり得ないですが、せっかく挑む中学受験、親子とも何かをつかんで新しい春を迎えてほしいです。

こちらはアデレードの私立中学。

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ペーパーテストも決まった出願日もなく、2年くらい前には入学の案内が送られるとか、早いほうが入りやすいということを学校側が書いています。面接があり、親が卒業生かどうかを書く欄があったり(これは日本も?)。でも授業料が年間150万近くて、一般的な家庭では払える金額ではない。なので、日本のような試験対策というものとは別の世界。どちらがいいのでしょう・・。

アデレードの私立中学の授業料についてはこちらの新聞記事に。


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