2012年1月29日日曜日

英語(外国語)発音のキモ--概念編--

僕の専門は社会学ですが、文学部に所属していたので、もともと関心のあった言語学や英語関係の授業もかなり多く履修していました。3回生(関西はこの表現)になるときに言語学と社会学で迷って、何でもできそうな社会学を選んだという、ある意味いい加減な選択でしたが、選択したあともかなり英語・言語学関連の授業を履修しました。

その頃習ったり本で読んで学んだことの中で、英語を聞いたり話したりするときに知っておいてよかった、と思っていることがあります。専門ではないので、用語の使い方などは正確でないかもしれませんが、ともかく実際の運用上役に立っていると感じるので、内容を中心に読んでもらえたらありがたいです。


それは音韻論(phonology)や音素(phoneme)やその形容詞形であるphonemicという概念です。音声学的なものを表すphonetic(s)との対比で使われます。

音声学が、発音している物理的な音について研究するのに対して、音韻論の中心は、人間が認識する音の差の構造(音素の体系)を研究するもの、だと僕自身は理解しています。

要はこういうことです。人間が言葉を発しているときに、測定された音の響きは、話し手によって、あるいは同じ話し手でもその時によって同じではないのに、同じ音として認識されるのはなぜろう。その仕組みを考えるのが音韻論、と理解したらいいでしょう。(正確なことは言語学関係の本やウェブサイトを見てみてください)

抽象的な話が続いてしまいましたね。長くなるのでこの辺で区切り、次のエントリーで、外国語を話したり聞いたりするのに、この考え方がどう役立つかという話に入ります。

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気分を変えてモノクロ写真を

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