2012年2月4日土曜日

手間のかかるメンテナンス

以前のエントリーでクリケットグラウンドのピッチ(投手と打者が投げて打って走るところ)に新たに芝を植えて、冬のスポーツの準備ということを書いたのです。そのときも、早すぎるなあとは思っていたのですが、その後場所によっては、新たにピッチらしいものが横に作られているような気がしていました。

そして今日、通勤経路で、新たなピッチ作りの作業現場に遭遇。

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遠くから写真を撮った後、せっかくだから推測でなく確認しよう!と思って、作業中のお兄ちゃんに直撃インタビュー。

しばらく使うと、地面が荒れてくる(worn outという表現を使っていました)ので、2週間ごとに場所を変えて平らなピッチを作るのだそうです。オーストラリアデーのパーティーの時に初めて公園でゲーム形式のクリケットをしましたが、バウンドさせた玉を打つというのは野球とはかなり感覚が違って、難しいです。その点は、むしろテニスでボールを打つのに近いですね。そのバウンドがあるので、ピッチは平らにしておかないといけないのでしょう。

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手前の、芝がくっきりと削られている部分が新しいピッチと、今日引かれたばかりの真新しいライン(crease)。奥の黒いところが、古いピッチのえぐられた地面を土で埋めている場所

あちこちにあるクリケット場(oval)。たいていは誰でも出入りできるReserveと呼ばれる公園の中にあるですが、整備に相当手間がかかっていると思われます。

なお前にも書いたかもしれませんが、Google Mapsの日本語版ではReserveに「保護区」という訳語を当てられています。とても違和感があるのですが、オーストラリアでその言葉のイメージに近いのはconservation parkで、reserveは誰でも入れる広い芝生のある比較的大きな公園のことです。Australian Oxford Dictionaryの定義では、land set aside for recreational use as a public park etc(公共の公園などとしてレクリエーション用に取っておかれた土地)という定義がそれにこれにあたると思います。この「取っておかれた」という意味で、reserveという言葉が使われているのですね。

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