2012年2月22日水曜日

新年度のスタート


 情報を検索してこのサイトを見にくてくださるかたも増えてきたようで、連絡先も何も書いていないのもせっかくのコミュニケーションの機会を逃しているかなと思い、詳細プロフィールの中にアドレスを入れました。記事でコメント欄に書きにくいお問い合わせなどありましたら、そちらまでお願いします。

 それから一点、過去の記事の訂正です。イギリスの標準発音はReceived Pronunciation (RP)です。なぜか昔からReceivedがApprovedと混ざってしまうのですが、確認したつもりでなぜか間違ったApprovedのほうを書いてしまいました。記事の方も訂正しておきました。

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 オーストラリアの大学は2月後半が新年度のスタート。シェアハウスの同居人の中の二人も今年から大学(高校からすぐではありません)、それぞれ別の学校ですが、それぞれ新たな世界で、先日は、夕食準備時キッチンで、新天地の様子で盛り上がっていました。授業料が高い・・でもどちらも様々な制度でカバーされる様子。

 僕がVisiting Academicとして所属してるのは研究所なので、1月から院生もみんな普通に来ていましたが、キャンパス全体としては割とひっそり。このキャンパスは人文・国際・社会・教育系中心だからかもしれませんが、研究等で来ているような学生たちもあまり見ませんでした。

 そういうわけで、せっかく大学に来ていながら、普段undergraduateの教育の様子に接するチャンスがありません。たまたま昨日図書館に行ったときに、各学部(school)ごとのオリエンテーションのスケジュールをみつたので、会場を覗いてみました。

 最後の方だけ覗いた勉強に関するセッションは課題の作成時の文献引用の注意点などの話で、自分たちがやっていることと同じような感じでしたが、1時間まるまる見学させてもらった別のセッションは、自分にとってもヒントになるようなものでした。

 それは、このブログのテーマと重なるような、生活、大学、仕事、その他の友達とのつきあいなど、もろもろのバランスについてのセッション。日本の大学でも学生部などのガイダンスで話す内容に近いですが、ストレスマネージメントやタイムマネージメントの工夫について、学生のアイデアも聞きながら、結構踏み込んでディスカッションをしていました。

 朝7時から夜11時くらいの曜日ごとのWeekly Plannerのシートを配布して、活用例を示していました。これはウェブサイトでもダウンロードできるらしいです。大学の時間割を書くシートは日本でも昔から一般的ですが、放課後を含めてもっと全体を考えることも必要ですよね。

 所属している学生の数からするとずいぶん参加人数が少なく、椅子を輪のようにして説明とディスカッション。子育て中の学生さんやいったん社会人を経て入学した人など、それぞれの立場から、不安について相談をしたりアイデアを伝えたりという様子を、(一応担当のカウンセラーさんに許可を得て)興味深く見せていただきました。

 タイムマネージメントについては、自分のゼミ生などにもときどき考えてもらう機会を持つといいなあ、とヒントをもらいました。

 自分の学生時代は、所属していたサークルの役員決めの話し合いが、明け方まで続く時期がいやで、すごく疑問に思っていたことを思い出します。あの頃すでに、時間の際限なく(?)何かをするという文化に疑問を感じていたのですねえ。

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