2012年2月5日日曜日

歩行者・自転車に優しい工夫

少し前に不便さと安全の話を書きましたが、ほかの安全上の工夫も紹介しておきます。

前提として、オーストラリアでは大人の自転車は車道通行です。あまりに走るスペースのないところや、道路沿の家の出入り前後については歩道をゆっくり走ることはありますが、自転車が許可された歩道のある場所以外は、実際ほとんどの自転車が車道を走っています。

日本でも法律は車道通行ですが、事実上走りにくいこともあってほとんど歩道通行になっていますよね。もっとも、最近、厳密に適用する、しないの議論があるようですね。

アデレードの場合、大きな道にはたいてい自転車レーン(Bike lane)があります。メルボルンは、その範囲が少なくてかなり怖い思いをしましたが・・。

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上の写真のように、道幅の余裕のあるところでは、Bike laneは合法路駐スペースより中央よりにあります。路上駐車のせいで自転車の走るところがないということは、この工夫で避けられています。ただしドアを急に開けられたら危険なのですが・・。シティでは、ドアを開ける幅を、安全地帯のように塗り分けているところも見かけます。

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これもある程度車線の多い道の場合ですが、左折レーンはBike lane(直進)の外側。巻き込み防止ですね。まあ、これはこれでちょっと怖いですが。Bike Laneが一番外側にある場合は、巻き込み防止のため停止線が自動車よりも前にあります。

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上の2枚の写真は、前回簡単に言葉だけで説明しましたが、行き止まりではないものの、わざと1車線かつクランク状にし、かつ入り口に少し段差をつけ、さらにブロックで石畳風にして、交差点の手前で自動車のスピードを落とさせる工夫。同じ箇所をそれぞれ反対の方向から見たところ。日本でも、事故の起こりやすい一時停止箇所で、この工夫はできそうに思いますが、難しいのでしょうか。

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