2011年10月23日日曜日

週末のアデレードは知と芸術のフェスティバル(10月8-9日)

 町と大学で入手したフリーペーパーによれば、この週後半はCityで二つのフェスティバルが開催されている。一つはAdelaie Festival of Ideas。もう一つはFaestival of Unpopular Culture。どちらもタイトルが魅力的。シティの中の、TAFE(高校修了者が進む、職業に向けた実践的高等教育をする学校)や大学、市庁舎のホールなど、複数の会場に分散して開かれている。前者は環境、ジェンダー、政治、家族、福祉など、しゃかいのさまざまな領域の研究者や実践家、政治家などが、領域を超えて集まる学際的学会のようなもの。後者はさまざまな形の芸術の実物(ギャラリーやライブなどと)と、それに関する講演やディスカッションを織り交ぜたもの。

 土曜日はセントラルマーケットで買い物をした後でプログラムを見たが、タイミングのあう興味のあるプログラムがなかったので、参加せずに帰宅。

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(はちみつ専門店で試食させてもらって買ったはちみつLucerne。癖がなくてとてもおいしい)

 日曜日は午後になってからFAMILY by familyというセッションと、Premier(州首相) Mike RannによるClosing Sessionへ。

 FAMILY by familyは、The Australian Centre for Social Innovationという組織が主催している家族支援プログラム(特に子どもの虐待の問題を抱えている家族)。同じような問題を抱える家族を結びつけてそれぞれに自信を持たせるというプログラムだが、その設計の手順が非常に戦略的でプログラム化されている。プレゼンはそのサイクルについての説明が中心で、とても刺激を受けた。アクティビティのためのデザインなどにも非常に力を入れていて、デザイナーもメンバーに含まれる。

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(会場になっていた教会の天井。普通の学会とは違った雰囲気で新鮮だった)

 首相の方は、前半は州の先駆的な取り組みを次々と紹介していくものだったが、最後にsame sex coupleの法的権利と結婚を支持する内容で、この時は会場から大きな拍手が起こっていた。これまた刺激的。次の日の新聞に大々的に取り上げられていた。

 しかし、紹介のスピーチでかなり会場がウケているJokeを聞き取れないのはつらい。字幕が欲しいところだ(見てもJokeはわからないかもしれないけど・・)。

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