2011年10月5日水曜日

出国前夜と当日のこと(9月18-19日)

出国前夜にさかのぼります。少しずつ現在に追いついていきます。同じような心境の人(単身赴任?)の参考になれば・・。

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出発前夜、パッキングが終わってベッドに横になると、自分自身の不安と孤独と家族についての心配のないまぜになった感情が湧き上がって 、行くのをやめてしまいたいくらいの気持ちになり、家族の寝静まっている家の中をウロウロと歩き回った。前日まではワクワクしながら出発の日を待っていたのに、いよいよ準備が終わって目の前に迫ると、一年間帰って来れない不安や、家族が来たとしても帰るときはまた寂しいだろうとか、知り合いがアデレードにたくさんいても気兼ねなく遊びに行ける人はいただろうかとか、あれこれいらぬ想像してたまらなく不安になった。結局、疋田智さん『ものぐさ自転車の悦楽--折りたたみ自転車で始める新しき日々』(マガジンハウス、2010年)を読みながらアデレードでの楽しみを想像するうちに、眠気が勝って来てあっさり眠りに。朝早めに目が覚めて、持って行った方がいいものを思い出したりして、少し荷物に足したりしたが、昨夜のような感情は消えていた。起きて来た妻が用意してくれた朝食をとり、荷物を車に載せても子どもたちは起きて来ないので、さすがに一声かけに行き下2人はまだ半分夢の中でそのまま寝たが、長男は玄関までおりてきた。
駅まで送ってもらい握手をしてわかれるときは、さすがに幾分の感傷はあったが、あまり実感はない。
土産を買ったり、学科に引き継ぎのメールを送ってるうちに出国時間が近づき、Skypeで家に電話する余裕はなく、メールだけ送った。
飛行機の中は、楽しみと寂しさが交互にくる。機内でみたプリンセストヨトミは予想に反して父と子の関係をシリアスに描いたもので、タイミング的によくなかった。出発前日まで我が家に来てくれていた父親の年齢を感じ後で、さらに自分の子どもから1年離れてしまうというタイミングだったのだから。
シンガポール、チャンギ空港に降りると気分は思いのほか前向き。これまでも長い時間を過ごしてなじみのある空港とチャイナタウンで、1人ディナーを楽しんだ。お店はChinatown complex(フードコートのようなところ)の安記 Anji。声をかけられ進められるままに食べたFish slice crispy noodle $4(200円くらい?)、堅焼きそばが揚げたてで、とても美味しかった。
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自己分析をすると、どうも僕はその場になると楽しめるのに、あらかじめ先を想像すると悪いケースを考えてしまうようだ。特に1人の夜はいけない。対処法は先のことを考えないですむことに没頭すること。楽しい本を読むのがいいな。

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