2011年10月13日木曜日

光明--オーストラリアでの自炊のバイブル(9月28日)

 朝から雨模様で憂鬱。5年前にアデレードに滞在したときは極端な干ばつ(drought) になった年で、半年間ほとんどまともに雨が降った記憶がないのに、今年は例年以上に雨が多いらしい。

 朝食の時、洗い物をしていたオーナー(50代の女性)と立ち話。自宅をベースにビジネスコンサルタントをしていて、時々クライアントのところにいき、privateの大学院でMBAもとろうとしている。昔はwork-orientedだったが、最近は生活を重視するようになったという。

 雨なので自転車はあきらめてバスで行くことに。自転車では20分くらいだが、バスだとシティーの入り口まで行って折り返すような形になるので、45分くらいかかる。シティまでは意外と楽で、しかも平日は結構本数が多いので、これはプラス。しかし見に行くのをやめた物件のあるあたりがとてもにぎやかで若干後悔。一方で通勤中に通れるから、やはり拠点を複数にするために少し離れたところを選んだのは正解とも考え直し、気持ちは揺れる。
センターでは、しばらく不在の研究員(名前を忘れてしまった)の机を借りることに。しかし常に食べ物の心配があたまにあり、あまり仕事には集中できず、昼ご飯は、米が食べたかったので、大学近くのチャイニーズレストランの持ち帰り。ちなみに、持ち帰りのできるレストランなどで聞かれるのは、アメリカでは for here or to goだったが、オーストラリアではEat here, or Take away. イギリスは後者なのかな?]

 日々頭を悩ます夕食問題について、研究所のキッチンでお茶を飲みながら話して笑いを取っていたので気分が晴れる。いかに妻に日常の料理を頼っていたかわかったという話をしたら、No sympathy at all (誰も同情しないよ)と笑い。ここの研究所の人たちは、みんなフェミニスト的立場の研究者ですからね。

 少し、前向きになれたのには、その前にパソコンで検索して見つけたサイトの存在が大きかった。
 「オーストラリア 自炊」でヒットしたのが、APLaC/Sydney(シドニー多元生活文化研究会)の作っている『オーストラリア・ワーホリの部屋』というサイトの中の「食のDIY オーストラリア・シドニー自炊のススメ」というページ。

 オーストラリアで自炊するメリットや料理の基本的な原理が書いてあり、一人で日々の料理をしていく希望が見えるように思えたのだ。細かいことを覚えるのが苦手で、基本構造を理解して自分で応用したいタイプの自分にとっては、まさに求めていたものだった。しかも、オーストラリアで生活している人が書いているので、オーストラリアのスーパーで安く買えるものを具体的に書いてくれている。早速、このサイトのアドバイスに従って、帰りにMasselというブランドのストック(だし)3種類と料理用の白ワイン、セロリ、トマト、ソーセージを購入。チキンストックを溶かしてスープを作り、買ってきた食材と、冷凍庫の冷凍野菜と昨日マリネにしたけど辛過ぎたタマネギを入れて、適当に作ったらおいしいミネストローネもどき。昨日食べきれず固くなったご飯も処理できて、大満足。 

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 その後同居人のオーストラリア人学生がやってきて料理し始めたので、立ち話。タマネギとウィンナーを炒めて、テレビ見ながら食べるからと、自分の部屋に持っていった。これが8時頃。なるほど、こういう生活スタイルなんだ、ということが少しずつわかってきた1日だった。

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