2011年10月12日水曜日

初出勤9月27日

 渡豪以来を振り返っての日記も、いよいよ初出勤のところまで来ました。落ち着くまでの期間、もう少し日記調の記録が続きますが、しばらくおつきあいください。次の日は新たな展開が待っています。

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 今日は大学の研究所に初出勤。自転車出勤も初体験だが、5キロ弱でちょうどいい距離。キャンパスのあるあたりに向かって上り坂になっているので、行きは結構ギアを落とす。当初予定していた10キロ通勤はちょっときつかったかなとホッとする。

 研究所では、院生(Ph.D students)たちの発表の日に会わせて僕のWelcome Morning Teaを設定してくれたので、全員で自己紹介。5年前に来たときはできたての研究所で、所長(Director)の他、研究員3人、院生2人、事務1人という小所帯。今は総勢15人くらいはいる大所帯に成長。とても名前も覚えきれない。

 その後、総勢6人ほどが研究のプレゼン、Ph D studentで初めてのプレゼンという人が数人。上の方の人たちはプレゼンもうまい。他のセミナーでもそうだが、基本的にペーパーレスなのでメモを取るのはつらいが・・。社会学的なパースペクティブを感じさせる、理論と方法を意識したアプローチがとても印象に残った。テーマも自分の関心と重なっていて、やはりここ以上にぴったりの在外研究先はなかったなという感想。予想以上に全体としての研究の質が上がっているように感じた。

 僕が説明した3つの研究テーマについても所長の反応は上々。一つのテーマは研究所のプロジェクトとちょうど重なるらしい。メンバーに混じって机もなんとか確保してもらえそうだ。

(大学のトイレの個室に張ってあった注意書き。同じ内容の説明が家にもあった。)

 さて、問題の晩ご飯タイム。買ってきたバルサミコ酢とオリーブオイルとタマネギ、それから昨日のスモークサーモンをあわせてマリネを作った。サーモンはよくなったが、タマネギが辛すぎて食べられない。結局8時過ぎになったので誰とも接触なしの寂しい夕食。ご飯も固めでタマネギは辛く明日からの食事を考えると憂鬱で。あまり他の人との接触がない環境に、本当にここで1年遣って行けるのかという不安もよぎり、すこし胃が痛むような心境だ。

 その後自室に戻ってからは、音楽関係、自転車関係でつながりを持った人とのメールのやりとりで少し救われた気分に。

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