2011年11月24日木曜日

自転車で身につける距離感

この1年(もうあと10ヶ月だ・・)の在外研究の主なフィールドはアデレードになる予定ですが、オーストラリアはさまざまな規制(分かりやすいところでは小売り店の営業時間)や制度が州によってかなり異なるので、他州の状況も知りたい。ということで、来月メルボルン行きを計画しています。以前学会で数日間滞在したのですが、自分の発表以外でも割とちゃんと出席していたために、メルボルン大学周辺と中心市街地から出たのは、郊外行きの電車に乗って夕食をとった2時間だけ。

 そこで今回のメルボルン滞在は、折り畳み自転車(tikit)を持ち込んで、いくつかの郊外を回り、子育て支援施設や住宅地や商業地区の様子をゆっくり見てきたいと思っています。

 そこで宿泊先を、あれこれ検討しているときに、ある発見がありました。この2ヶ月、4-50キロの週末サイクリングを含めて、ほぼ毎日15キロ以上は自転車に乗ってきました。そのおかげで、宿泊場所を考えるときに、街からの距離、複数の宿泊先の間の距離などをGoogle Mapsなどで測れば、どのくらい遠いところなのか、感覚的に分かるようになっていることに気づいたのです。

 自動車生活でも20キロと50キロの違いくらいは感覚的に分かるのですが、数キロ単位では大差なく感じると思います。自転車生活だと、普段からどのくらい走ったらどのくらい疲れるかというのを考えて走るので、ちょっとした距離の差に敏感になってきます。
今の自分(on tikit)の感覚は、20キロくらいまでなら一気に行っても大丈夫。休憩を挟めば4,50キロくらいまでは何とか大丈夫というところでしょうか。

 もちろん起伏の違いでしんどさは変わりますが、Google Earthで標高は分かりますし、2地点間の高低差が表示される、こういうサイトや、ルート全体の起伏が分かるこんなサイトもあるので、心配なときはこれで確認できます。

今までなかった感覚が身についてくるのは、とても面白い体験ですね。

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  こちらは今日の街の風景。木の陰に写真では確認しづらいですが、煙突も含めキレイな左右対称(symmetry)です。今住んでいる家もそうですが、Georgian Styleと呼ばれるこうしたスタイルの家が、古めの郊外には比較的多いようです。以前住んでいた新しめの住宅地では、屋根がなだらかな平屋建ての家が多かったのであまり見なかったのですが、今回の滞在で急に目につき始めました。

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